- 「ユニットリンクに入ろうか決断できずに迷っている」
- 「ネットの評判かなり悪いし、NISAやiDeCoも気になっている」
- 「何が自分に合っているのか分からない」
- 「ユニットリンクに入って後悔しないように客観的事実を知りたい」
保険屋の言いなりでユニットリンクに入って「最初からNISA・iDeCoにすればよかった」と後悔し、途中解約して大損してしまうケースが多発しています。
なぜなら、保険屋はNISAなどの「保険以外の類似商品との比較」をしっかりせずにユニットリンクに入らせているからです。
このブログの読者には、保険で失敗をしてほしくありません。
そこでこの記事では、業歴13年現役FPとして2,000世帯以上の家計・保険見直し相談を受けてきた筆者が、ユニットリンクの評判がひどい理由をNISAと客観的数値を使って比較しながら徹底解説します。
最後まで読めば失敗しない保険選びができます。
- 「保障」は掛捨て、「投資」はNISAならユニットリンクより良い備えができる
- 「保障がタダで持てる」は嘘。手数料として掛捨て保険料が引かれている
- 介護保障がいらない理由
- 他社変額保険、NISAとの比較
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ユニットリンクは「掛捨て保険」と「投資信託」が合体した保険
ユニットリンクは「掛捨て保険」と「投資信託」が合体した保険です。
保険料から保険関係費(手数料)が引かれることで保障を持つことができるので「保障をタダで持てる」というのは嘘で、しっかり「保険関係費」という名の掛捨て保険料を払っています。
投資として考えているなら、保険関係費(手数料)のせいで運用される積立金が少なくなってしまうので、投資は保険以外でやるべきと言われています。
ユニットリンクの評判がひどい・悪いと言われる理由
【理由①】解約控除がある
契約10年以内に解約・減額をすると『解約控除』というペナルティが課せられ、解約払戻金が少なくされてしまいます。
早期解約するほどペナルティは大きく、加入年数が長くなるほど小さくなり、契約10年以上経過するとペナルティはなくなります。
もし早期解約してしまう解約控除のせいで、ほとんどお金が返ってきません。
『解約控除』は保険特有のデメリット!NISAやiDeCoにはありません。
【理由②】運用手数料が高い
ユニットリンクの投資先はアクティブファンドがメインで運用手数料が高めです。
投資信託は大きく分けると2種類
- 『インデックスファンド』:市場平均リターンを狙う運用を目指す。手数料は安い。
- 『アクティブファンド』:市場平均以上のリターンを狙う運用を目指す。手数料は高い。
アクティブファンド【世界株式プラス型】を基準に手数料率を比較してみると、インデックスファンドの方が手数料率が低く、分散投資効果と設定来利回りが高いです。
でも、設定来利回りが良くても保険関係費が引かれてしまうので「実質利回り」はもっと低くなります。
ユニットリンク | あんしん生命 マーケットリンク | NISA | |||
---|---|---|---|---|---|
ファンド名 | 世界株式プラス型 | 外国株式プラス型 | 外国株式 (日本除く) | 外国株式 (日本除く) | eMAXIS slim 全世界株式 (オール・カントリー) |
手数料 (年間) | 0.773%+保険関係費 | 0.495%+保険関係費 | 0.0616%+保険関係費 | 0.176%+保険関係費 | 0.05775%以内 |
銘柄数 | 276銘柄 | 59銘柄 | 1,254銘柄 | 1,037銘柄 | 2,829銘柄 |
運用タイプ | アクティブ | アクティブ | インデックス | インデックス | インデックス |
設定日 | 2018年2月 | 2009年2月 | 2022年9月 | 2010年4月 | 2018年10月 |
設定来利回り | 14.61% | 12.83% | 23.07% | 15.55% | 17.12% |
ユニットリンクの【外国株式型】の設定利回りが一番高いが、設定日から現在までの運用期間が短すぎるので、あんしん生命マーケットリンクの外国株式を参考にしてください。
表の具体的な数値から、現時点では長期的にみて成長しそうなインデックスファンドを選んだ方が、アクティブファンドよりもオススメと言われる理由がわかります。
投資の神様と呼ばれるアメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェット氏の有名な言葉
「インデックスはアクティブに勝る」と公に発信しており、彼の妻への遺言に遺産をインデックスファンドに投資するよう伝えています。
※優れたアクティブファンドもあるのでどちらが正解と言っている訳ではありません※
【理由③】保険関係費(手数料)が高く不透明
ユニットリンクは運用手数料とは別に『保険関係費』が保険料から差し引かれ、この手数料率が高いと悪い評判に繋がっています。
具体的な手数料率は一部開示されておらず、ブラックボックスとなっています。
保険関係費の細目 | 手数料率 |
---|---|
①保険契約の締結・維持および保険料の収納に必要な費用 | 開示されていないので不明 |
②特別勘定の管理に必要な費用 ③基本保険金保障に関する費用 | 積立金額に対して年率0.75%(0.5%+0.25%)を控除 |
④死亡保障などに必要な費用(危険保険料) | 開示されていないので不明 |
⑤保険料払込免除に関する費用 | 保険料に対して0.1%〜0.2%を控除 |
ちなみに保険関係費(手数料)は一切運用に回らず、実質的な掛捨て保険料となってしまいます。
ユニットリンクなら掛捨て保険料を払わずに済みます。
無料で保障を持ちつつ投資ができますよ。
保険関係費(手数料)は非常に高く、あなたの運用成果に大きな影響を与えます。
このようなセールストークをされたら事実ではないので注意しましょう。
【理由④】勧められるがまま入って後悔
- 「最初からNISAなど保険以外で投資すればよかった」
- 「保障がいらないなら、ユニットリンクに入る必要がなかった」
- 「NISAとしっかり比較してから入りなさいと過去の自分に言いたい」
筆者の相談者にも勧められるがままユニットリンクに入ってしまったいるケースは多く、このようなお声をよくいただきます。
大損しても勉強代と考えて途中解約する人も多いですが、そうならないよう保険に何となくで入るのは自分や家族を守るためにもやめましょう。
【理由⑤】資産寿命を伸ばす『定率取崩し』・『定額取崩し』がしずらい
- 【定率取崩し】:定期的に資産残高の○%を取崩して使い、残りは運用継続させておく
- 【定額取崩し】:定期的に資産残高から定額○円を取崩して使い、残りは運用継続させておく
資産運用したお金を使うとき(出口戦略)は超重要で、お金の使い方によって資産寿命が短くも長くもなります。
例えば、3,000万円の運用資産があり毎月10万円を取り崩すとします。
- ①運用資産を全額引き出し、毎月10万円使った場合の資産寿命
- ②運用資産のうち毎月10万円を取り崩し、残りは資産運用を継続した場合の資産寿命(年率5%計算)
一般的に、運用資産を全額一気に受取ってすぐ使わなければならないケースは少なく、『定率取崩し』か『定額取崩し』をして、資産寿命を延ばしながらお金を使う人が多いです。
資産残高を一定の比率・金額で少しずつ取り崩していくので、取り崩していない部分は運用継続されます。
そのため、複利効果を最大限活かしながら運用してきたお金を使うことができます。
ユニットリンクは、
- 解約返戻金を希望額ピッタリ引出しできない
- 保険期間は最長80歳までで、80歳以降の運用はできない
- 減額に限界がある
以上の理由から、NISAなど保険以外の金融商品と比べて『定率取崩し』・『定額引出し』がし難く、資産寿命が短くなってしまいます。
お金の取崩し方ひとつでその後の生活・人生も大きく変わりそうですね。ここまでしっかり案内してくれると親切ですね。
出口戦略まで案内されていないなら、リクルート厳選のFP無料相談の保険チャンネルに無料相談してセカンドオピニオンを受けましょう。
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SNS上の評判・口コミ
リアルな声であるSNS上の口コミ・評判は色々な意見があり参考になります。
実際ユニットリンクを販売する保険屋さん目線の口コミもあり、販売者側が儲かる保険であることがわかります。
ユニットリンクと変額個人年金・NISA・iDeCoの概要をまとめて比較!
【NISA】は非課税運用期間が無期限、投資可能期間も無期限、途中引き出しいつでも可能と非常に使い勝手がよく、この中では優先的に利用すべき投資制度です。
年間投資枠が360万円まで(生涯1,800万円まで)と限度はあるものの、月換算30万円と考えれば十分な投資枠と感じる人が多いです。
死亡保障 | 手数料 | 税金 | 取扱商品 | 非課税投資枠 | 運用期間 | 途中引出し | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ユニットリンク | あり | 運用費用 保険関係費 | 相続税 一時所得 贈与税 | 投資信託 | なし | 満期まで (最長80歳まで) | 解約すれば可能 (10年以内は解約控除あり) |
変額個人年金 | なし | 運用費用 保険関係費 | 相続税 一時所得 贈与税 | 投資信託 | なし | 最長95歳まで | 解約すれば可能 (一定期間内は解約控除あり) |
iDeCo | なし | 新規加入手数料 運用費用 給付手数料 | 退職所得控除 | 投資信託 定期預金 保険 | 年14.4万~81.6万限度 | 最長75歳まで | 原則不可 |
NISA | なし | 運用費用 | 運用益非課税 | 投資信託 ETF 株式 | 年360万限度 | 無期限 | 可能 |
金融リテラシーが高い人や筆者のFP仲間でもNISAを優先利用している人は非常に多く、これだけ税制面で優遇されている金融商品はありません。
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【運用成果の違いを検証】ユニットリンクとNISAを比較
- 年齢 : 30歳
- 性別 : 男性
- 月額保険料 : 2万円
- 保険期間・保険料払込期間:70歳まで
死亡保障 | 払込累計 | 70歳時 年3%の場合 (返戻率) | 70歳時 年6%の場合 (返戻率) | |
---|---|---|---|---|
①ユニットリンク | 1,402万円 | 960万円 | 1,402万円 (146%) | 3,053万円 (318%) |
②NISA | ー | 960万円 | 1,852万円 (193%) | 3,983万円 (415%) |
差額(①−②) | 1,402万円 | ー | −450万円 | −930万円 |
運用成果の差額が『保険関係費(手数料)』として引かれている実質的な掛捨て保険料です。
年6%だと930万円、月換算19,000円以上の掛捨て保険料を払っていることになり、運用成果が良くなるほど掛捨て保険料も大きくなり保険会社が儲かるようにできています。
保険会社として運用成果が良くても、悪くても、途中解約されても解約控除があったりとどんな状況でも儲かる商品設計ですごい…。
NISAなど保険以外で投資していれば、この掛捨て保険料930万円はあなたの利益です。
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【掛捨て保険】と【NISA】の組合わせがユニットリンクを上回るか検証
- 年齢 : 30歳
- 性別 : 男性
- 保険期間・保険料払込期間:70歳まで
- 掛捨て保険:『定期保険』と『収入保障保険』で検証
- 積立額:『ユニットリンク保険料20,000円』ー『掛捨て保険料』の残金を積立
「定期保険 + NISA」VS「ユニットリンク」どっちがいい?
家族の為を思うなら、定期保険とNISAの組み合わせの方が総合的にみて良い備えができます。
定期保険は保険料を抑えられる保険会社を探しましょう。
死亡保障 | 保険料 | 払込累計 | 70歳時 年3%の場合 (返戻率) | 70歳時 年6%の場合 (返戻率) | |
---|---|---|---|---|---|
①定期保険 (オリックス) | 1,400万円 | 【掛捨て】 3,446円 | 【掛捨て】 165万円 | ー | ー |
②NISA | なし | 【積立】 16,554円 | 【積立】 795万円 | 1,533万円 (193%) | 3,297万円 (415%) |
①+②合算 | 1,400万 | 20,000円 | 960万 | 1,368万(143%) 『1,533万−掛捨て165万』 | 3,132万(326%) 『3,297万−掛捨て165万』 |
ユニットリンク | 1,402万 | 20,000円 | 960万 | 1,402万(146%) | 3,053万(318%) |
- 定期保険+NISAの組み合わせはユニットリンクより保障が手厚く、期待リターンも高い
- もし途中死亡した場合、ユニットリンクは1,402万円の死亡保障だけだが、
- 組み合わせの場合、「1,400万+死亡時のNISA評価額」を遺族に遺せます。
- 10年後に死亡、年率6%だったなら1,671万円(定期;1,400万+NISA;271万)
- 20年後に死亡、年率6%だったなら2,164万円(定期;1,400万+NISA;764万)
「収入保障保険 + NISA」VS「ユニットリンク」どっちがいい?
収入保障保険は掛捨てタイプの死亡保険の中で保険料が最も安く、手厚い保障を備えられるので「定期保険+NISA」よりも有利な備えができます。
死亡保障 | 保険料 | 払込累計 | 70歳時 年3%の場合 (返戻率) | 70歳時 年6%の場合 (返戻率) | |
---|---|---|---|---|---|
①収入保障保険 (FWD生命) | 月額5万円 (契約時2,400万から保障は低減) | 【掛捨て】 1,455円 | 【掛捨て】 70万円 | ー | ー |
②NISA | なし | 【積立】 18,545円 | 【積立】 890万円 | 1,717万円(193%) | 3,693万円 (415%) |
①+②合算 | 2,400万円 | 20,000円 | 960万円 | 1,647万(176%) 『1,717万−掛捨て70万』 | 3,623万(377%) 『3,693万−掛捨て70万』 |
ユニットリンク | 1,402万円 | 20,000円 | 960万円 | 1,402万(146%) | 3,053万(318%) |
- 収入保障保険+NISAの組み合わせはユニットリンクより保障が手厚く、期待リターンも高い。
- もし途中死亡した場合、ユニットリンクは1,402万円の死亡保障だけだが、
- 組み合わせの場合、「死亡保険金+死亡時のNISA評価額」となり、遺族に大きくお金を遺せる。
- 10年後に死亡、年率6%だったなら2,071万円(定期;1,800万+NISA;271万)
- 20年後に死亡、年率6%だったなら1,964万円(定期;1,200万+NISA;764万)
- 収入保障保険+NISAの組み合わせはユニットリンクより保障が手厚く、期待リターンも高い。
FP無料相談で最も安い保険会社を探してもらえば効率的です。
『検証結果』どちらのパターンもユニットリンクを上回る
- 保障面:掛捨て保険とNISAの方が手厚い
- 運用面:掛捨て保険とNISAの方が掛捨て保険料を含めても期待リターンが高い
- NISAなら運用益非課税だが、ユニットリンクは課税されてしまう(確定申告も必要)
- 万が一のことがあっても、なくても万全の備えができる
掛捨て保険とNISAの組み合わせなんて提案してくれなかった…
ユニットリンクで実質的な掛捨て保険料を払うことになるなんて聞いてない…
保険屋は保険以外をオススメしません。
あなたが保険も投資も合理的に備えたいと思うなら、FP無料相談の保険チャンネルで知識豊富な優良FPに無料相談すれば最適なマネープランを見つけられます。
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【体験談】ユニットリンクに入ってよかった?40ヶ月ほったらかした結果を確認
筆者の親しい友人が付き合いで入ったと言っていたユニットリンクの運用成果を見せてもらい、友人の許可を得て公表させてもらうことにしました。
- 加入時間:40ヶ月
- 保険料:10,000円
- 累計保険料:40万円
- 解約返戻金:31万円(2024年4月末日)
- ファンド:世界株式40%、外国株式40%、積極バランス20%
2024年4月時点の外国株式相場、為替相場は過去最高水準に良い状況であり、利回りは年19.58%と保険会社に言われたそうです。
でも、現時点での解約返戻金は31万円と元本割れを起こしていました。
これは、契約10年未満の解約控除の影響もありますが利益の多くを保険会社に取られてしまっているからです。
もし、筆者の友人が同じ期間・金額でNISAで年19.58%の運用成果だったなら、現時点で56万円(+16万円の利益)になっているはずで、解約返戻金31万円と比べると25万円も保険会社への手数料として取られている計算です。
ちなみに筆者の友人は独身で貯金もあるので保障はいらない状況なので、損切り(解約)してNISAへ追加投資することになりました。
今回、ユニットリンクで迷っている人への参考になればと情報協力してくれた友人に感謝です。
2024年4月の相場状況で元本を超えていないのは投資性商品として残念でならないです。保険会社の儲け(手数料)が多すぎますね。
ユニットリンクに介護保障をつけない方がいい
介護保障は条件が厳しめな『所定の介護状態』にならないと一切保障されず、給付されるケースは低いのでいらない保障です。
特に40歳未満の若年層ほど、介護保障を受け取れる可能性が低いので必要ないでしょう。
もし介護保障をつけた場合「保険関係費(手数料)」が高くなり、運用に回る積立金がさらに少なくなります。
介護状態が心配なら、介護リスクが低い年齢のうちにNISAなど保険以外で貯金しておいた方が無難です。
ユニットリンク介護プラスの注意点
【注意点①】介護給付条件となる『所定の介護状態』とは
介護保険金を受取るには、給付条件を満たさなければいけません。
介護認定を受けられない40歳未満だと、保険会社所定の『器質性認知症による介護状態』にならないと給付対象にならず条件的に厳しめです。
介護給付の条件 | 所定の状態 |
---|---|
要介護2以上と認定 | 要介護2〜5に認定 |
所定の要介護状態 | 器質性認知症により意識障害のない状態において見当識障害があり、かつ他人の介護を要する場合 |
【注意点②】40歳未満は介護認定を受けられない
40歳未満は公的介護保険の対象外で、例え寝たきりでも介護認定を受けられないので介護保険金の給付条件である『要介護2以上の認定』に該当することができません。
その場合、もう一つの給付条件である『所定の器質性認知症による介護状態』しか対象になりません。
ユニットリンク介護プラスに入っても40歳未満は認知症になるリスクは低いから条件的に厳しいですね。
【注意点③】40歳〜64歳は特定疾病を原因とした介護認定しか受けられない
働き盛りの40歳〜64歳は『厚生労働省が定めた特定疾病を原因とする介護状態』じゃないと介護認定を受けることができません。
労働中での事故や交通事故で寝たきりの介護状態になっても介護認定の対象外です。
若年層で労働中での事故や交通事故での介護状態が心配なら入るメリットは薄そうですね。
- がん
- 関節リウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靱帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- 初老期における認知症
- 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病※
【パーキンソン病関連疾患】 - 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
【注意点④】要介護状態ってどの程度?介護認定の目安を把握すること
介護保険金がどういった状態の時にもらえるのか、要介護状態の目安を確認しておく必要があります。
ユニットリンク介護プラスの介護給付条件は要介護2〜5の認定が必要です。
- 起き上がり、立ち上がり
- 片足での立位、日常の意思決定、買い物
- 歩行、先身、爪切り、薬の内服、金銭管理、簡単な調理
などの日常生活能力が低下し、満足に行えない状態です。
【注意点⑤】介護認定者数は年々増加しているが…
日本は言わずと知れた後期高齢者社会で、高齢者増加に伴って介護認定者数も年々増加しています。
でも、H27年4月のデータでは認定者数608万人のうち約50%が要介護1以下となっており、ユニットリンク介護プラスの給付条件となる『要介護2以上の認定』を満たせていません。
どっちがいい?ユニットリンク介護保障あり・なしを比較検証
- 年齢 : 30歳
- 性別 : 男性
- 月額保険料 : 2万円
- 保険期間・保険料払込期間:70歳まで
死亡保険金額 | 介護保険金額 | 70歳時 年3%の場合 (返戻率) | 70歳時 年6%の場合 (返戻率) | |
---|---|---|---|---|
①ユニットリンク | 1,340万円 | ー | 1,339万円 (140%) | 2,914万円 (304%) |
②ユニットリンク 介護プラス | 1,271万円 | 1,271万円 | 1,271万円 (132%) | 2,804万円 (292%) |
差額(① – ②) | 69万円 | 1,271万円 | −69万円 | −110万円 |
- 護あり・なしの差はほとんどない理由は、保険会社からすると介護給付金の支払いリスクが低いから
- 支払いリスクが低いなら、ユニットリンクに介護保障をつける必要ありません。
ユニットリンクより「掛捨て保険+NISA」がオススメ!
「掛捨て保険+NISA」は、ユニットリンクより保障が手厚く、高い運用成果を期待できます。
- 元本割れリスクを抑えたい
- 無駄なく合理的な方がいい
- 万が一のときに家族が困らないよう、手厚く保障を備えたい
- 少しでも多く積立金が増えてほしい
このように思うなら、ユニットリンクには入らずに「掛捨て保険+NISA」で備えましょう!
もし、NISAでどのファンドを選べば良いかわからないなら、ユニットリンクの外国株式型と全く同じ運用ができる『eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド』や『ニッセイ外国株式インデックスファンド』を選ぶのもありです。
保険関係費が引かれない分、元本割れリスクを抑えらるし、運用効率が良いので高いリターンも期待できます。
さらに、運用益に課税されないのでユニットリンクより有利です。
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ユニットリンクに入るのをやめたほうがいい人
- 個人で投資を始められる人
- 運用目的で保障がいらない人
- 投資するなら無駄な手数料を払いたくない人
- 合理的に投資したい人
- 資産形成の遠回りをしたくない人
このように考えているなら、ユニットリンクに入るのはやめたほうがいいです。
積立金から保険関係費(手数料)が引かれるので、実際に投資されてる金額が少なくなり運用効率が悪いからです。
投資をしたいと考えてユニットリンクを検討しているなら、入るのはやめて運用益への課税を抑えらえるNISAやiDeCoなどで優先的に投資した方が将来お金でこまる可能性が低くなります。
もし保障が必要だとしてもユニットリンクに入らずに、保障が必要な期間だけ掛捨て保険で備えた方が手厚くなり家族を守れます。
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ユニットリンクが向いている人
- 色々考えたり、手続きするのが面倒
- 手軽に投資を始めたい
- 自分で投資を始める自信がない
- NISAとiDeCoを家族で限度額まで使い切っている
自分で投資できず結局銀行貯金しかしないなら、NISA・iDeCoほどではないですがユニットリンクに入った方が長期的にみて積立金が増える可能性が高いので検討するのはありです。
ただし、変額保険に入るなら『変額個人年金』を必ず比較してください。
変額個人年金はユニットリンクより積立金が増える可能性が高く、加入後一定期間を超えると積立額の増減、中断・再開、受取時期の変更が自由にできるNISA・iDeCoに最も近い変額保険だからです。
もし変額個人年金の提案を受けていなければ、リクルート運営のFP無料相談の保険チャンネルでセカンドオピニオンを受けて比較しましょう。
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ユニットリンクで絶対に知っておくべき5つの注意点
【注意点①】払済保険にする前提で入るのは法律上禁止されており出来ない
10年間で払えるだけ保険料払って払済にしましょう。
そのほうが増えますし、10年だけって考えれば楽ですよ。
営業成績重視の保険屋はこのようなセールストークで相談者から高い保険料の契約を取ろうとしてきます。
でも、払済保険にする前提でユニットリンクに入るのは保険業法上禁止されています。
ちなみに払済保険に変更前提でユニットリンクに入るメリットは1ミリもなく、時間とお金を無駄にするだけなのでやめましょう。
払済保険にしたいと考えるなら、投資目的で考えているのと一緒。
それなら最初からNISAで投資した方が増えます。
【注意点②】解約・減額は確定申告や住民税の申告が必要
解約・減額すると保険会社は解約返戻金を契約者に払うと同時に【支払い調書】を税務署に提出します。
契約者は解約返戻金を受け取った翌年に確定申告や住民税の申告が必要です。
支払い調書が税務署に送られている以上、確定申告が必要なのにしないとバレてしまい脱税になってしまうので、確定申告が必要かどうかわからない人は所管税務署に確認しましょう。
面倒なのが嫌なら運用益全額非課税のNISAがオススメです!
確定申告も住民税の申告もいらないので楽です!
【注意点③】保険料払込免除は無理ない保険料設定をすればいらない
「保険料払込免除があるから変額保険に入るべき」という保険営業もいます。
でも、そもそも無理ない保険料設定をすれば保険料払込免除は必要ありません。
「あったらいいな…」で保険料払込免除をつけると運用効果が下がり、資産形成の遠回りになるだけです。
ちなみに保険料払込免除をつけても対象になる人は非常に少なく、病気リスクが低い若年層ほどいらない人が多いです。
また、保険料払込免除に該当したら課税額が上がってしまうケースもあります。
詳しくは別記事で解説しており、読めば保険料払込免除があるからユニットリンクに入るという考えが変わります。
【注意点④】実質利回りは見積書と大きな差がある
ユニットリンクは見積書記載の利回りよりも、必ず実質利回りが低くなってしまいます。
これは、保険関係費(手数料)として積立金から実質的な掛捨て保険料を保険会社に払っているからです。
例えば、利回り10%あっても手数料で8%取られていたら実質利回りは2%しかない計算になってしまいます。
手数料が低いことにデメリットはなく、
- 実質利回りが高くなる
- 元本割れリスクを抑えられる
- 運用効率が高まる
以上のような効果を得られます。
投資で大事なのは実質利回り!
「実質利回りは何%なんですか?」と確認しましょう。
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【注意点⑤】学資保険代わりにするのはやめた方がいい
ユニットリンクを『学資保険代わり』に提案されるケースが増えていますが、誰にもオススメは出来ません。
- 15年以上の積立期間を確保できる
- 十分な貯金が既にあり、相場が下落しても無理に積立金を引き出さずに済む
- 銀行で貯金も並行してやっていける
このような人なら考えるのもありでしょう。
でも、それならNISAでも同じことです。
NISAには保障がないので、子供が独立するまでの期間だけ掛捨て保険に入れば万が一のことがあってもなくてもユニットリンクより手厚い備えができます。
学資として変額保険とNISAどっちが良いのかを別記事で詳しく解説してますので、迷っているなら読んでください。
学資で変額保険を考えてるのに保険期間80歳までに設定されちゃう人が多いです。この設定は保険関係費が高くなるので不利です。
現役FPの意見・結論
- ユニットリンクより良い備え方はある
- 後悔しないようセカンドオピニオンは必要不可欠
ユニットリンクより良い備え方がある
ドル建て保険・円建保険と比べれば期待リターンの高い保険なのは事実です。
でも、【保険】は掛捨て、【投資】はNISAで備えればユニットリンクより手厚くなり万が一のことがあってもなくてもお金に困らなくなるのも事実です。
もしあなたが投資に興味があるなら『保険以外の投資』はどんなものがあるのか、どの投資が自分に合うのか調べてからユニットリンクに入るかどうか決めた方があとで後悔せずに済むでしょう。
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後悔しないようセカンドオピニオンは必要不可欠
ユニットリンクの類似商品であるNISA・iDeCoと具体的な比較をせずにユニットリンクに入ると後悔します。
もし変額保険に入るなら、『変額個人年金』はNISAに最も近い変額保険なので絶対に比較しましょう。
比較する時は、必ず見積書で具体的な数字と実質利回りで比較してもらって下さい!
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ユニットリンクは長期継続する保険です。
入る前に手間を惜しまなければ、あとで後悔しないで済みます!
セカンドオピニオンの結果、ユニットリンクが一番良いと思ったならユニットリンクが最適な保険である証明です!
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【比較】ユニットリンク・マーケットリンク・ライフインベストはどれがいい?
提案される機会の多い東京海上日動あんしん生命の「マーケットリンク」、メットライフ生命の「ライフインベスト」を比較すると、ユニットリンクはバランスが良い変額保険であることがわかります。
この3社の中では、ユニットリンクが最も人気です。
- 年齢 : 30歳
- 性別 : 男性
- 月額保険料 : 2万円
- 保険期間・保険料払込期間:65歳まで
死亡保障 | 払込累計 | 65歳時 年率6%の場合 (返戻率) | |
---|---|---|---|
ユニットリンク | 1,182万円 | 840万円 | 2,262万円 (269.3%) |
マーケットリンク | 1,220万円 | 851万円 | 1,919万円 (225.3%) ※年率5.5%の場合 |
ライフインベスト | 1,108万円 | 840万円 | 2,118万円 (252.2%) |
デメリットを理解した上でユニットリンクに加入したい
- 保険営業の説明だけでは理解しきれなかった
- ユニットリンクの提案を受けたけど、難しくてよくわからなかった
- お金が増えると良い話すぎて不信感を感じて自分で調べようと思った
このブログを読んでいる人は、このように感じている人が多いと思います。
変額保険は非常に複雑な保険で、メリット・デメリットや自分に適不適かしっかり理解した上で入らないと、あとで後悔する可能性が高いです。
読者の方には、そうなって欲しくありません。
- 担当の保険営業の案内に疑問をもった
- 変額個人年金の案内がなく、変額有期保険の説明しか受けていない
- NISA・iDeCoと詳しく比較してから決めたい
- 保険に固執せず幅広い金融商品の中から最適な積立方法を知りたい
このように思うなら、
FP無料相談の保険チャンネルはリクルートの厳しい審査基準をクリアした知識・経験豊富なFPに無料相談できるので、最適な貯金方法は何か、保険・NISA・iDeCoなど保険以外の金融商品との違いを詳しく比較しなら、あなたに最適な保険と貯金方法が見つけられます。
FP無料相談はあらゆるお金の悩みを相談できるので金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など、避けては通れないお金の悩みをなんでも相談できるのがメリットです。
スマホやタブレットで、どこでもオンライン相談もできて、押し売りは一切なしとホームページで公言しているので安心です。
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保険と投資を分けたい人へのおすすめ
投資と保険は分けたいと思っても実際のところ、
- 『投資というだけで難しそう…』
- 『何から始めたらいいのかわからない…』
- 『投資はやりたいけど出来るだけ損したくないな…』
このように思われる方も多いと思います。
私も以前は同じように考え、中々行動に移れずただ銀行貯金するだけでした。
ですが単純に貯金してもお金はふえません。
低金利時代で収入も上がりにくい今の時代こそ、『投資をすること』はあなたの10年、20年後の未来を大きく変えます。
- 早いうちから無駄なく将来に備えたい
- 自分に合った投資方法や資産配分を知りたい
- 投資するなら損するリスクを少しでも減らしたい
- 家計負担を抑えたい
- 将来のお金の不安を解消したい
もしあなたがこの様に思ったなら、日本ファイナンシャルアカデミーが主催する金融初心者向けのマネーセミナーお金の教養講座に無料参加がオススメです。
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まとめ
- ユニットリンクより「掛捨て保険+NISA」の方が保障面・運用面ともに手厚い
- もしあなたがNISA・iDeCoを始められないなら、ユニットリンクに入る価値はある
- ユニットリンクに介護保障をつける必要はない。
- それならNISAで介護に備えて貯金しよう。
- もし変額保険に入るなら、NISAに最も近い変額個人年金がおすすめ!
- 全てのお金の悩みを無料相談できるリクルートが運営する保険チャンネルで、NISA・iDeCoを含めた比較をしよう!
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