色々な保険や投資方法がある中で、変額保険が最適なのかと悩む人は多いです。
当たり前ですが、全ての人に適している訳はなく、個人の考え方や様々な状況により向き・不向きがあります。
そこでこの記事では、業歴13年現役FPとして2,000世帯以上の相談を受けてきた筆者が完全中立な立場で、変額保険に向いている人の考え方、入る前の注意点を徹底解説します。
最後まで読めば、あなたが変額保険に向いているのかどうかがわかります。
- 《この記事の結論》変額保険が向いている人は割と限定的
- 『保険』は掛捨て生命保険、『投資』はNISA・iDeCoを組み合わせれば、変額保険より良い備えができて経済合理性が高いので、変額保険に執着する必要性はない。
でも、限定的ではあるが考え方・資産状況などにより変額保険が向いている人もいるのは事実。
変額保険に入る場合の商品比較、NISA・iDeCoとの比較、自分にとって何が最適なのかが分かれば将来のお金の悩みや今のモヤモヤを解消できます。
保険や将来のお金の悩みはライフプランを基に保険に囚われず最適な資産形成は何かをFPに相談できる【マネプロ】がおすすめ!
【マネプロ】は保険だけじゃなく証券会社(NISAや投資信託、株式)・住宅ローンも相談から加入までをまとめて相談できるから、金融商品の偏りなく提案してくれる!
家計・資産状況を含めて無料相談でき、無駄のない備え方をゼロから一緒に考えてくれるので、使わないと損!
変額保険・NISA・iDeCoやお金の悩みは何でもFPにオンライン無料相談で解決!
変額保険とは

- 変額保険の仕組み
- 変額保険は3種類
変額保険の仕組み
死亡保障に備えながら、保険料を投資信託で運用していく保険です。
投資信託の運用成果が良ければ死亡保険金・解約返戻金・満期保険金が増えるけど、運用成果が悪かったら解約返戻金・満期保険金は減ってしまい大きく元本割れを起こす可能性があります。
死亡保険金 | 解約返戻金 | 満期保険金 | |
---|---|---|---|
最低保証の有無 | あり | なし | なし |
運用成果がプラスの場合 | 増加 | 増加 | 増加 |
運用成果がマイナスの場合 | 変化なし | 減少 | 減少 |
変額保険は3種類
- 【変額終身保険】:死亡保障・運用期間が一生涯
- 【変額有期保険】:死亡保障は期間限定、満期時に運用成果に応じた満期保険金を受取る
- 【変額個人年金】:死亡保障はなし、保険料払込終了後に運用成果に応じた年金を受取る
途中での種類変更は原則できないです。
入る前に3種類全ての見積書を作成してもらい、比較してから自分に合った変額保険を選ぶようにしてください。

保険営業が売りたいのは販売手数料が一番高い【変額有期保険】
【デメリット】変額保険でないといけない理由が何一つない
変額保険は保険会社に中抜きされる手数料が高かったり、その影響で運用効率が非常に悪かったり、死亡保障は掛捨てで備えた方が結局コスパが良かったりと、最初に知らないとあとで後悔する様々なデメリットがあります。
現役FPから客観的にみて、保障面・運用面ともに変額保険でないといけない決定的な理由が何一つなく、もっと視野を広げて考えた方が変額保険よりも良い備えができます。
変額保険はやめたほうが良い理由やデメリットについては別記事で詳しく解説してます。

どんな商品もデメリットを理解した上で入ろう
3つのメリット

- 【メリット①】運用実績が良ければ積立金が増える
- 【メリット②】基本保険金額に最低保証がある
- 【メリット③】生命保険料控除が使える
【メリット①】運用実績が良ければ積立金が増える

投資先に選んだファンドの運用実績が良ければ、ドル建て保険や円建て保険よりも返戻率が高くなる可能性があります。
長期継続するほど、積立金が増える確率は上がることを理解しておきましょう。
【メリット②】基本保険金額に最低保証がある
死亡保険金額は保証されているので、運用実績が悪くても死亡保険金が減額されてしまうことはありません。
もし、変額保険に入って間もなく死亡してしまった場合でも、死亡保険金をしっかり遺族にのこすことが出来ます。

投資信託・NISA・iDeCoは死亡しても死亡保険金はない!
【メリット③】生命保険料控除が使える

生命保険料控除が使えるので、所得税・住民税の節税ができます。
いくら控除できるかは、ユニットリンク以外の加入中保険も含めた、生命保険に対しての年間支払い保険料によります。
《所得税控除》
年間払込保険料 | 控除される金額 |
---|---|
20,000円以下 | 払込保険料全額 |
20,000円以上〜40,000円以下 | (払込保険料×1/2)+10,000円 |
40,000円以上〜80,000円以下 | (払込保険料×1/4)+20,000円 |
80,000円以上 | 一律40,000円 |
《住民税控除》
年間払込保険料 | 控除される金額 |
---|---|
12,000円以下 | 払込保険料全額 |
12,000円以上〜32,000円以下 | (払込保険料×1/2)+6,000円 |
32,000円以上〜56,000円以下 | (払込保険料×1/4)+14,000円 |
56,000円以上 | 一律28,000円 |

変額保険以外の生命保険に入っているなら、その保険料も合算して考える必要がある!
最適な変額保険を探すならFPに無料相談して解決!オンライン相談できるので全国どこでも対応!
変額保険が向いている人

- 手軽に投資を始めたい
- 自分で投資することを諦めた
- NISA・iDeCoを満額使っている
- 相続税対策をしたい
手軽に投資を始めたい

- 「とにかく手軽に投資を始めたい」
- 「色々自分で調べるのは面倒」
- 「銀行より増える可能性があれば何でも良い」
- 「効率は一切重要視しない」
投資を始めたいけど、重い腰がなかなか上がらないなら、保険に入れてしまえば難しいことなく投資がスタートできる変額保険が向いています。
自分で投資することを諦めた
自分で投資をしようと思ったけど、どのように始めたら良いかわからず、結局始められないままという人もいます。
そのまま諦めて投資をしないくらいなら、変額保険に入ることをオススメします。
NISA・iDeCoほど恵まれた制度ではないですが、変額保険も長期的に見れば積立金を増やせる可能性が高いからです。
NISA・iDeCoを満額使っている
NISAとiDeCoをすでに満額まで使っているなら、その次の選択肢として変額保険はありです。
でも、NISAは2024年1月から『新NISA』に生まれ変わり、上限額が年間360万(月換算30万)になります。
今現在、NISA・iDeCoを満額使っていても余力があるなら、無理に変額保険に入らず『新NISA』開始まで待つ方が良いです。

相続税対策をしたい

死亡保険金を法定相続人が受け取る場合、相続税の非課税枠が基礎控除に加えて使えるので、相続税対策にも有効です。
- 死亡保険金を法定相続人が受け取る場合
- 500万円 × 法定相続人の数 = 非課税限度額
(例)500万円 × 3人(妻・子2人)= 1,500万円が非課税限度額
相続税の基礎控除として、
3,000万円 + (600万円×法定相続人の数)= 非課税限度額
に加えて使うことが出来ます。
この場合、基礎控除4,800万円(妻・子2人) + 保険の相続税控除1,500万円 = 6,300万円
まで相続税の非課税枠が広がります。

保険の相続税控除は意外と使えるので活用しよう!
最適な変額保険を探すならFPに無料相談して解決!スマホ・PCでオンライン相談は全国どこでも対応!
変額保険に入る前のポイント

- 長期継続前提で入ること
- FPに家計状況と資産状況も含めて提案してもらうこと
- 変額終身・有期・個人年金の商品比較を必ずすること
長期継続前提で入ること
変額保険は短期間で積立金が増えることはありません。
最低でも15年、できれば20年以上の時間をかけて変額保険を育てていけば、元本割れリスクを抑えることができ、リターンも安定してくるので、長期継続前提で入ることを心がけましょう。
FPに家計状況と資産状況も含めて提案してもらうこと
変額保険が本当に最適なのかは、あなたの家計状況と資産状況によります。
例えば、下記の人物がいた場合、同じ投資方法を取るべきでしょうか。
- Aさん:独身 20歳 毎月2万円貯金可能 現時点の貯金総額50万円
- Bさん:独身 40歳 毎月5万円貯金可能 現時点の貯金総額2,000万円
貯金がなく若いAさんは、まだ貯金があまりできていないので貯金を優先して貯めてから投資を始めるか、投資するとしても少額投資としてスタートをした方が良いとアドバイスされるかもしれません。
一方、貯金が2,000万円ある40歳のBさんは、投資を優先して行うことや、貯金を活かした一括投資も選択肢に入るかもしれません。
どのマネープランが正解というものはありませんが、家計状況と資産状況や考え方によって、今何を優先すべきか変わるので、お金の専門知識豊富なFPに相談して一緒に最適なプランを考えてもらい、最適解を見つけましょう。
変額終身保険・変額有期保険・変額個人年金の商品比較を必ずすること

3種類の変額保険は死亡保障の有無に関係なく、見積書で必ず比較してもらいましょう。
何故なら、変額個人年金は死亡保障がない代わりに、運用効率が良い商品です。
その利点を活かし『変額個人年金』と『掛捨て死亡保険』を組み合わせた方が、死亡保障付きの変額終身保険・変額有期保険を上回る備えができる可能性が高いからです。
どの種類の変額保険を選んでも、外国株式のインデックスファンドで投資をする場合の差はほとんどありませんので、しっかり比較して最適なものを選びましょう。
デメリットを理解した上で変額保険に加入したい
- 保険営業の説明だけでは理解しきれなかった
- 変額保険の提案を受けたけど、難しくてよくわからなかった
- お金が増えると良い話すぎて不信感を感じて自分で調べようと思った
このブログを読んでいる人は、このように感じている人が多いと思います。
変額保険は非常に複雑な保険で、メリット・デメリットや自分に適不適かしっかり理解した上で入らないと、あとで後悔する可能性が高いです。
読者の方には、そうなって欲しくありません。
- 担当の保険営業の案内に疑問をもった
- 変額個人年金の案内がなく、変額有期保険の説明しか受けていない
- NISA・iDeCoと詳しく比較してから決めたい
このように思うなら、東証グロース市場上場企業のブロードマインド(株)が運営する保険・投資信託・住宅ローンなど幅広い金融商品を加入までまとめて相談できる【マネプロ】でセカンドオピニオンを含めて相談することをオススメします。
知識豊富なFPが担当してくれるマネプロは特定の金融機関に属さない、資産形成に精通したFPに相談できるので、最適な貯金方法は何か、変額保険・NISA・iDeCoなど保険以外の金融商品との違いを詳しく比較しなら、あなたに最適な保険と貯金方法が見つけられる。
FPへの相談はあらゆるお金の悩みを相談可能で、保険だけじゃなく投資信託や住宅ローンなども加入までまとめて相談できます。
スマホやタブレットで、どこでもオンライン相談もできて、押し売りは一切なしとホームページで公言しているので安心です。
FPはお金の専門家なので金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など、避けては通れないお金の悩みをなんでも相談できるのがメリットです。
保険以外の金融商品もまとめてFPに無料相談できるマネプロで、まずは気軽に無料相談をしてみましょう!
お金の悩みはFPに無料相談して解決!オンライン相談できるので全国どこでも対応!
まとめ

- 「手軽に投資を始めたい」「自分で投資するのを諦めた」「NISA・iDeCoを満額使っている」「相続税対策をしたい」
- このような人には変額保険が向いています。
- 変額保険はデメリットも多い保険だけど、考え方次第では決して悪い保険ではない。
- もし変額保険に入るなら「変額終身」「変額有期」「変額個人年金」は必ず比較しよう
- 変額保険、NISAなど何が最適か、金融全般の知識豊富なFPに無料相談できる【マネプロ】で家計状況・資産状況を含めて教えてもらおう!
- 投資は早く始めるほど有利!悩んでいる時間も勿体無いので気軽に相談から始めよう!
お金の悩みはFPに無料相談して解決!家計状況・資産状況から本当に保険が必要なのかを教えてくれる!