- 「円建保険より保障が手厚く、お金が増える」と、ソニー生命の米ドル建終身保険をオススメされた。
- 投資未経験でドルに詳しくなくても、保険なら安心と言われたけど本当かな…
- ネットで調べると、「やめたほうがいい」「情弱向け」などネガティブな口コミが多く不安。
- あとで後悔したくないから、米ドル建終身保険について客観的情報を教えて!
「ドル建て保険は人気!契約する人が多い」「他社より途中解約リスクが低い」など、ソニー生命の保険営業や保険代理店から、米ドル建終身保険をオススメされるケースは多いです。
円建保険をみたあとに米ドル建終身保険を提案されると、米ドル建終身保険のほうが魅力的に感じてしまいますよね。
実は、米ドル建終身保険に入る価値がほとんどないことを、保険販売が目的の保険営業・企業サイトは教えてくれません。
そこでこの記事では、業歴14年現役FPとして2,000世帯以上の保険・資産形成など「お金の悩み」を解決してきた筆者が、他サイトでは教えられないソニー生命「米ドル建終身保険」の客観的情報を教えます。
最後まで読めば、この保険に入る価値があるかが分かり、あなたの大切なお金・時間をムダにしないで済みます。
- 相続税対策として入るならありだが、それならこの保険にこだわる必要がない
- 老後・教育費など、将来のための資産形成として考えているなら、やめたほうがいい
- 保障は「かけすて保険」、貯蓄・投資は「NISA」にするだけで、米ドル建て終身保険より有利になる
- あなたの大切な時間・お金を、保険で無駄にしないで下さい
- 保険以外の金融知識豊富なFPなら、保険は資産形成に向いていないので勧めない
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デメリット

- 【デメリット①】低解約返戻金型のドル建て保険より保険料が高い
- 【デメリット②】保険関係費などの手数料が掛かり、貯蓄効率が悪くなる
- 【デメリット③】契約10年未満の解約・減額・払済は、解約控除ペナルティー!
- 【デメリット④】すべては為替次第!元本割れリスクがある
- 【デメリット⑤】どんな経済状況でも保険料を払い続けなければならない
- 【デメリット⑥】保険会社が倒産したら契約内容が変わる可能性がある
- 【デメリット⑦】長く続けるほど、保障性が薄くなっていく
【デメリット①】低解約返戻金型のドル建て保険より保険料が高い
ソニー生命の米ドル建終身保険は「標準型」のドル建て保険なので、「低解約返戻金型」のドル建て保険より保険料が高いです。
途中解約・減額したときの解約返戻金が「低解約返戻金型」より「標準型」の方が大きく、途中解約リスクを抑えられるので、同等の保険料を払ったときの保障額が「低解約返戻金型」より低くなります。
<保険料の違いイメージ>
✔︎男性(30歳)、保険料:約150ドル、払込期間:60歳
・【標準型】ソニー生命 米ドル建終身保険の保障額:92,000ドル
・【低解約返戻金型】オリックス生命 USライズの保障額:124,000ドル
※正確な保険料は相談窓口で試算してもらってください。
「保障を安く買う」という視点でみると、ソニー生命の米ドル建終身保険は他社より保険料が高くなってしまいます。
≫低解約返戻金型:メットライフ生命「ドルスマートS」についてはこちら
≫低解約返戻金型:オリックス生命「USライズ」についてはこちら
≫標準型:マニュライフ生命「こだわり外貨終身」についてはこちら
【デメリット②】保険関係費などの手数料が掛かる
保険料から保険特有の「保険関係費」等の手数料が引かれてしまい、積立される金額が少なくなります。
商品名 | 手数料率 |
---|---|
保険関係費① (保険料払込期間中・満了後) | 手数料率の開示なく不明 |
保険関係費② (10年未満で解約・減額時) | 手数料率の開示なく不明 |
保険関係費③ (10年未満で払済・延長時) | 手数料率の開示なく不明 |
為替手数料 | 円入金:0.01円/1ドル |
円支払:0.01円/1ドル | |
口座引出手数料 (米ドルで受取る場合) | 金融機関による |
ちなみに、NISAなど保険以外で積立すれば「保険関係費」なしで資産形成できます。それだけでかなり運用効率を高めることができる事実を、保険営業は教えてくれません。

保険関係費はブラックボックス!手数料率を開示しないのは顧客に不親切!
【デメリット③】契約10年未満の解約・減額・払済は、解約控除ペナルティー!
契約10年未満で解約・減額・払済にすると、保険特有の「解約控除ペナルティー」が掛かり、解約返戻金が少なくされてしまいます。
ソニー生命の米ドル建終身保険は低解約返戻金型ではありませんが、どのドル建て保険も早期解約ほど大損する可能性があるので注意したほうがいいです。
【デメリット④】すべては為替次第!元本割れリスクがある
この保険に元本保証はありません。
時期 | 元本割れリスク | |
---|---|---|
死亡保険金 | 万が一のとき | 為替次第であり |
解約返戻金 | 契約10年未満で 途中解約・減額 | 解約控除・為替次第であり |
契約15年超で 途中解約・減額 | 為替次第であり |
保険を通して米国債へ投資するので、個人で米国債へ投資する場合と比べ、リスクはほとんど一緒です。



米ドル建終身保険は「投資性商品」なのでリスクがあり!保険だから損しにくいということはない。
【デメリット⑤】どんな経済状況でも保険料を払い続けなければならない
契約途中で経済状況の変化が起こり、保険料支払いが厳しくなってしまう人は多く、米ドル建終身保険は解約・減額・払済のいずれかで対処するしかありません。


NISAなど保険以外で同じように資産形成をすれば、積立額の増額・減額や、積立の一時中断や再開がデメリットなくいつでも自由にできるので、米ドル建終身保険より長く続けやすく、損するリスクを抑えられます。



特に女性は結婚・出産で経済状況が大きく変わるケースが多い。今は大丈夫と思っても、どんな状況でも投資を続けやすい方が良い。
【デメリット⑥】保険会社が倒産したら契約内容が変わる可能性がある
もしソニー生命が倒産したら、契約は存続できても契約内容が大きく変わる可能性があります。


2025年6月時点では生命保険契約者保護機構HP上で、予定利率3%以上を『高利率契約』と位置付けています。
ちなみに証券会社で米国債・豪国債に投資すれば、証券会社が倒産しても運用資産に影響がでません。
なぜなら運用資産を分別管理(証券会社の資産と顧客の運用資産を分けて管理)しており、証券会社が倒産しても運用資産に影響がでない仕組みになっているからです。



証券会社が倒産したら、違う証券会社が運用資産の管理を引き継ぐ。
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【デメリット⑦】長く続けるほど、保障性が薄くなっていく
米ドル建終身保険は、契約年数が浅いほど保障性が高く、長くなるほど保障性が薄くなっていきます。
長く続けるほど、多くの保険料を払うことになり、保障に占める積立金の割合が大きくなっていくからです。


万が一のことがなく、長く続けるほど、保障のほとんどが自分で払った保険料になってしまうなら、健康に自信がある人や若年層の人ほど保険以外で積立しようと考える人が多いです。
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メリット


- 【メリット①】通貨・資産分散効果が期待できる
- 【メリット②】低解約返戻金型より途中解約・減額リスクを抑えられる
- 【メリット③】保険料払込免除に障害・介護状態も含まれる
- 【メリット④】生命保険の相続税非課税枠が使える
- 【メリット⑤】生命保険料控除が使える
【メリット①】通貨・資産分散効果が期待できる
米ドル建終身保険に入るということは、米ドル・米国債を持つことと同じです。
日本円しか資産を持っていないなど、投資をまったくしていない人にとって、通貨・資産分散効果が期待できます。
【メリット②】低解約返戻金型より途中解約・減額リスクを抑えられる
途中解約・減額したときの解約返戻金は、低解約返戻金型のドル建て保険より大きくなります。
<「標準型」と「低解約返戻金型」の解約返戻金イメージ>
・標準型(米ドル建終身保険)の解約返戻金:払込保険料 × 8〜9割ほど
・低解約返戻金型の解約返戻金:払込保険料 × 6〜7割ほど
途中解約・減額リスクが少しでもあると考える人にとって、少しでも損するリスクを下げられるのはメリットです。
【メリット③】保険料払込免除に障害・介護状態も含まれる
保険料払込免除特約を付けると、三大疾病・障害・介護で「所定の状態」になった以降の保険料の支払いを免除できます。
- がん:悪性新生物と診断確定(上皮内新生物・悪性黒色腫以外の皮膚がんは対象外)
- 心疾患:所定の手術、20日以上の継続入院など
- 脳血管疾患:所定の手術、20日以上の継続入院など
- 障害:身体障害者手帳3級以上の交付
- 介護:要介護2以上の認定、ソニー生命が定めた介護状態に認定
- 精神障害:精神障害者保健福祉手帳2級以上の交付、ソニー生命が定めた精神障害状態に認定
保障範囲が広い保険料払込免除をつけたいなら、ソニー生命の米ドル建終身保険はオススメです。
【メリット④】生命保険の相続税非課税枠が使える
死亡保険金は、「生命保険の相続税非課税枠」が使えるので、相続税対策に有効です。
(例)500万円 × 3人(妻・子2人)= 1,500万円
が、生命保険の相続税非課税限枠となり、基礎控除などに加えて使える。
しかし、相続税には「基礎控除」と「配偶者控除」があります。


基礎控除などで相続財産が納まるなら、わざわざ保険で相続税対策をする必要はありません。
もし相続税対策のために入るなら、米ドル建終身保険に限らず、一時払い終身保険や生前贈与なども含めて、あなたに合った相続税対策を選択したほうが良いです。



相続税対策は保険にこだわる必要がない。
【メリット⑤】生命保険料控除が使える
年間の払込保険料に応じた生命保険料控除が受けられ、所得税を最大4万、住民税を最大2.8万を毎年控除できます。


保険料を払うことで所得税・住民税の節税効果があるのは嬉しいことです。しかし、大きな節税効果があるとはお世辞にも言えません。
老後の資産形成・控除目的で入るならiDeCo、控除より積立金を増やして将来のお金の悩みを解決したいなら、NISAなど保険以外のほうが合理的です。



保険料控除はあくまでおまけ!控除目的で保険に入るのはお金のムダ遣い。
米ドル建終身保険の評判・口コミ


口コミサイト「みん評」から、良い口コミ・悪い口コミを抜粋しました。
ソニー生命「ドル建終身保険」は良い保険?比較シュミレーション
- 【シュミレーション①】円建て終身保険と比較!積立目的なら円建もあり!
- 【シュミレーション②】変額終身保険と比較!長く続けるなら変額保険もあり!
- 【シュミレーション③】変額終身保険・NISAを比較!NISAが圧倒!
- 【シュミレーション④】NISA+かけすて保険を比較!保険と貯蓄は分けたほうがいい!
【シュミレーション①】円建て終身保険と比較!積立目的なら円建もあり!
円建終身保険と同等条件で比べると、保障額は米ドル建終身保険のほうが良くなる可能性があります。
しかし、払込満了後の利回りは円建終身保険のほうが高く、積立目的なら為替リスクがない円建終身保険でも良さそうです。
- 年齢:35歳
- 性別:男性
- 保険料:約2.3万円
- 払込期間:65歳まで
- 為替レート:150円で固定し計算
- 円建終身保険:オリックス生命 ライズ(低解約返戻金型)
※運用益への課税抜きで計算
保障額 | 保険料 | 累計保険料 | 65歳時 解約返戻金 | 利回り | |
---|---|---|---|---|---|
円建終身保険 | 1,100万 | 22,451円 | 808万 | 923万 | 年0.9% |
米ドル建終身保険 | 10万米ドル (1,500万) | 154.9米ドル (23,235円) | 55,764米ドル (836万) | 61,680米ドル (925万) | 年0.7% |
差額 | 400万 | 784円 | 28万 | 2万 | 年0.2% |
【シュミレーション②】変額終身保険と比較!長く続けるなら変額保険もあり!
比較されることの多い、ソニー生命の変額終身保険「バリアブルライフ」と同等条件で比べると、米ドル建終身保険のほうが保障が大きくなる可能性が高いです。
しかし、積立目的なら、運用成果が良ければ変額終身保険のほうが高い利回りを期待できます。
- 年齢:35歳
- 性別:男性
- 保険料:約2.3万円
- 払込期間:65歳まで
- 為替レート:150円で固定し計算
- 変額終身保険:ソニー生命 バリアブルライフ(オプションA)
※運用益への課税抜きで計算
保障額 | 保険料 | 累計保険料 | 65歳時 解約返戻金 | 利回り | |
---|---|---|---|---|---|
変額終身保険 | 1,000万 | 23,000円 | 828万 | 1,826万 (年率6%) | 年4.7% |
米ドル建終身保険 | 10万米ドル (1,500万) | 154.9米ドル (23,235円) | 55,764米ドル (836万) | 61,680米ドル (925万) | 年0.7% |
差額 | 500万 | 235円 | 8万 | 901万 | 年4% |
30年以上続ける予定なら、リスクは上がっても変額終身保険のほうが、米ドル建終身保険より有利な備えができる可能性があります。
≫ソニー生命の変額終身「バリアブルライフ」の評判・デメリットはこちら
≫アクサ生命の変額有期「ユニットリンク」の評判・デメリットはこちら
≫【基礎知識】ドル建て保険と変額保険の違いは?どっちがどんな人に向いているかはこちら



変額保険を検討できるなら、NISAとの比較は必須!
【シュミレーション③】変額終身保険・NISAを比較!NISAが圧倒!
変額保険と比較されることの多い「NISA」で、同じように投資信託で積立し、同じ年率リターンだった場合で比べると、変額保険の運用成果のほうが圧倒的に悪くなります。
- 年齢:35歳
- 性別:男性
- 保険料:2.3万円
- 払込期間:65歳まで
- 変額終身保険:ソニー生命 バリアブルライフ(オプションA)
※変額終身保険は運用益への課税抜きで計算
保障額 | 保険料 | 累計保険料 | 65歳時 解約返戻金 | 利回り | |
---|---|---|---|---|---|
変額終身保険 | 1,000万 | 23,000円 | 828万 | 1,826万 (年率6%) | 年4.7% |
NISA | なし | 23,000円 | 828万 | 2,310万 (年率6%) | 年6% |
差額 | 1,000万 | ー | ー | 484万 | 年1.3% |
保障がないことを除けば、NISAのほうが資産形成に適していることがわかり、保障がいらないなら変額保険に入るメリットがありません。
「ソニー生命の世界株式に投資すれば、NISAより増える可能性がある」と、保険営業から勧められるケースは多いですが、直近の運用成績が突出して良いわけではないので、しっかり理解してから入ったほうが良いです。
≫すごくない!ソニー生命の世界株式・NISAで全世界株式に投資した場合の比較はこちら
【シュミレーション④】NISA+かけすて保険を比較!保険と貯蓄は分けたほうがいい!
NISAに保障がない弱点を、かけすて保険で補ったらどうなるかを、米ドル建終身保険・変額終身保険と比べると、NISA+かけすて保険のほうが保障性・期待リターンともに優れています。
- 年齢:35歳
- 性別:男性
- 保険料:約2.3万円
- 払込期間:65歳まで
- 変額終身保険:ソニー生命 バリアブルライフ(オプションA)
- かけすて保険:オリックス生命 キープアップ(保険期間:65歳まで)
※ドル建保険・変額終身保険は運用益への課税抜きで計算
保障額 | 保険料 | 累計保険料 | 65歳時 解約返戻金 | 利回り | |
---|---|---|---|---|---|
米ドル建終身保険 | 10万米ドル (1,500万) | 154.9米ドル (23,235円) | 55,764米ドル (836万) | 61,680米ドル (925万) | 年0.7% |
変額終身保険 | 1,000万 | 23,000円 | 828万 | 1,826万 (年率6%) | 年4.7% |
①NISA ②かけすて保険 | ②3,600万 (月額保障10万) | 23,000円 (①21,060円 ②1,940円) | 828万 (①758万 ②70万) | ②2,115万 (年率6%) | 年6% |
・オリックス生命HP「保険料シュミレーション」で試算し出典
相続税対策として、生命保険の相続税非課税枠をどうしても使いたいなら、「終身死亡保障」を備える価値はあります。
しかし、相続税対策が必要なほど資産があるなら、一時払い終身保険などを活用したほうが、総合的にみて保障を安く買える可能性が高いのでオススメです。
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現役FPぶっちゃけ
- 【ぶっちゃけ①】資産形成・運用として考えている → 保険に入る意味がない!
- 【ぶっちゃけ②】米国債での運用は、NISAでもできる
- 【ぶっちゃけ③】10年以上運用できるなら、保険で資産運用は勿体無い
【ぶっちゃけ①】資産形成・運用として考えている → 保険に入る意味がない!
保障がいらないのに、そもそも保険に入る意味があるでしょうか。
「餅は餅屋」という言葉のように、「保険は万が一に備えるもの」であり、資産運用するために入るものではありません。
FPとして客観的にみて、保障がいらないのに保険に入るのはお金の無駄遣いなので、やめたほうがいいです。
≫【FP暴露】必要な保険1選!保険の入りすぎをなくす方法についてはこちら
≫ほけんの窓口で騙された?カモにされない方法はこちら
≫【真実】貯蓄型保険はやめたほうがいい理由・代替案はこちら
【ぶっちゃけ②】米国債での運用なら、NISAでもできる
NISAを通して「iFree HOLD 米国国債(T-Zero2044)」に投資すれば、ソニー生命の米ドル建終身保険と同じように、米ドル・米国債で運用できます。
米ドル建終身保険 | iFree HOLD 米国国債 (NISAで投資) | |
---|---|---|
投資対象 | 米国債 | 米国債 |
最低投資額 | 払込期間・保障額等 による | 100円〜 |
運用益への課税 | 一時所得税※ | 非課税 |
契約時手数料 | なし | なし |
手数料 | 保険関係費:手数料率不明 為替手数料:往復0.02円 | 運用費用:年0.1705% |
売買手数料 | なし | 不明 |
資産形成として客観的にみると、iFree HOLD 米国国債で運用したほうが、積立額の調整がいつでも自由にでき、運用益を全額非課税にできるなど、ユーザーメリットが高いです。
もしドル建保険に興味があるなら、保険以外の運用方法まで視野を広げたほうが、確実に良い資産形成ができます。
≫NISA比較あり!小学生でもわかるドル建て保険の基本ついてはこちら
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【ぶっちゃけ③】10年以上先に使うお金は、NISAで優良投資信託で積立したほうがいい
長く運用できるなら、株式投資信託で運用したほうが、リスクがあっても積立金が増える可能性が高いです。
たとえば、SBI証券「NISA積立設定ランキング」で常に上位、優良投資信託と名高い『eMAXIS slim米国株式 S&P500インデックスファンド』で毎月1万円を積立した場合を検証します。
S&P500インデックスファンド一つだけで、米国優良企業500社にまるっと投資できる
S&P500インデックスファンドとは、アメリカの代表的な株価指数「S&P500」に連動する投資信託のこと。S&P500は、米国の優良企業500社(Apple、Google、Amazonなど)の株価を反映しており、経済成長とともに長期的に上昇してきた実績があります。
初心者でも始めやすく、長期的な資産形成に向いている投資商品として有名です。
投資の名著『ウォール街のランダムウォーカー』によると、過去70年(1950年から2020年)でS&P500で15年以上運用していた人は、どの15年を切り取っても元本割れがなかったという客観的データがあります。


(例)1957年〜2024年末まで平均リターン「年率10.5%」で運用できた場合のイメージ
・毎月1万円を10年間積立:120万 → 210万(返戻率:175%)
・毎月1万円を15年間積立:180万 → 434万(返戻率:241%)
・毎月1万円を20年間積立:240万 → 810万(返戻率:337%)
・毎月1万円を30年間積立:360万 → 2,516万(返戻率:698%)
過去の実績であり、将来の運用成果を約束するものではありませんが、10年以上運用すれば元本割れする可能性が抑えられることを歴史が証明しています。
10年以上の長期運用ができるなら、S&P500インデックスファンドのような優良投資信託で運用するほうが、お金に困らない将来を手に入れられる可能性が高く、客観的にみてオススメです。
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なぜ?米ドル建終身保険を勧めてくる理由
保険営業がNISAなど保険以外での積立じゃなく、米ドル建終身保険を勧めてくる最大の理由は「販売手数料が高く、保険営業が儲かる」からです。
たとえば、毎月1万円の保険料を払ってもらうなら、販売手数料が高い保険を売ったほうが効率が良いです。
<販売手数料の違いイメージ>
毎月1万円の保険料だった場合、
・学資保険の販売手数料:1,000円
・円建終身保険の販売手数料:36,000円
・ドル建終身保険の販売手数料:96,000円
・変額保険の販売手数料:10,8000円
※「販売手数料が高い=保険会社の利益率が高い」ということ
保険以外の知識がない視野の狭い保険営業だと、心から米ドル建終身保険が良いと思って勧めてくるケースもありますが、一つの金融商品としてみれば入る価値がある保険とは言えません。
私も過去、保険販売を積極的にしていた時があり、保険以外の選択肢を潰し、ドル建て保険などの貯蓄型保険をたくさん契約していただきましたが、それが相談者利益を損なうことであったことを、深く反省しています。
ソニー生命「米ドル建終身保険」の注意点
- 【注意点①】要注意!米ドル建終身保険は、保険の皮を被った投資商品
- 【注意点②】為替は予測不能!学資保険の代わりはやめたほうがいい
- 【注意点③】ソニー生命の保険営業に相談しても、その場で良し悪しを判断することができない
- 【注意点④】NISA・iDeCoを必ず理解してから、保険が最適なのか判断しよう
- 【注意点⑤】一時払いドル建て終身保険を勧められたら警戒したほうがいい
【注意点①】要注意!米ドル建終身保険は、保険の皮を被った投資商品



投資初心者こそ、保険のほうが安心です!



保険なので、NISA・iDeCoよりリスクが低いです!
このような案内は間違っているので、騙されないよう注意してください。
米ドル建終身保険は、れっきとした「米国債で運用する投資商品」であり、為替リスク、信用リスクなど個人で債券運用する場合と基本的なリスクは一緒です。
概要 | 米ドル建終身保険 | 個人で債券投資 | |
---|---|---|---|
信用リスク | 発行体の経営悪化・倒産により元本や利息支払いが滞る可能性 | あり | あり |
為替リスク | 為替により積立金が変動 | あり | あり |
金利変動リスク | 債券の金利により積立金が変動(途中売却時) | なし | あり |
流動性リスク | 事件、事故、天災などの影響で取引が不可能になる可能性 | あり | あり |
早期解約リスク | 早期解約ペナルティーの有無 | あり | なし |
保険だから安心、元本割れしにくい、リスクが低いということはありません。損してもすべて自己責任になるなら、保険にこだわらずに、より合理的な資産形成方法を選ぶことをオススメします。
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【注意点②】為替は予測不能!学資保険の代わりはやめたほうがいい
教育費の積立として、学資保険代わりに米ドル建終身保険に入るのは、やめたほうがいいです。
教育費としてお金が大きく掛かる時期は「進学のタイミング」と明確ですが、将来の為替は誰にも予測できず、積立金を使いたいタイミングで為替が大きく下落する可能性があるからです。


特に「ただ貯金しているより有利だから」と考え、米ドル建終身保険に集中投資しようとしているなら、やめたほうがいいです。
もし保険営業から保険以外の教育費準備について教えてもらっていないなら、一度冷静になりそれが最適解なのかFP相談窓口を利用して教えてもらいましょう。
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【注意点③】ソニー生命の保険営業に相談しても、その場で良し悪しを判断することができない
ソニー生命の保険営業から米ドル建終身保険などを提案されても、その保険が本当に入る価値がある保険なのかわかりません。
なぜなら、保険会社直属の保険営業は自社しか取り扱うことができず、客観性に欠けるからです。
ソニー生命に相談するなら、たとえすごく信頼感のある担当者であったとしても、その場で答えを出さず、提案された見積書をもとに違う相談窓口でセカンドオピニオンを受けたほうが、より良い保険が見つかる可能性が高いです。
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【注意点④】NISA・iDeCoを必ず理解してから、保険が最適なのか判断しよう
保険にこだわりがないなら、運用益に税金が掛からないNISA・iDeCoを理解してから、米ドル建終身保険に入るかどうかを決めたほうがいいです。
手数料 | 運用期間 | 積立限度額 | 運用益への課税 | 積立額の増減 | 積立の中断・再開 | 途中引出し | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
米ドル建終身保険 | 為替手数料 保険関係費 | 無期限 | 保険金額による※ | 一時所得 贈与税 | 不可 | 不可 | 解約すれば可能 |
NISA | 運用費用 | 無期限 | 年360万まで ※3 | 運用益非課税 | 可能 | 可能 | 可能 |
iDeCo | 新規加入手数料 運用費用 給付手数料 | 最長75歳まで | 年14.4万~81.6万まで | 退職所得控除 | 可能 | 可能 | 原則不可 |
もしあなたが保険での資産形成しか提案されていないなら、営利目的の保険営業か、保険以外の金融知識に乏しい担当です。
「将来お金に困りたくない」「少しでもお金を増やしたい」と考えてこの保険を検討していたなら、優秀なFPに相談し直してみてはいかがでしょうか。
保険以外の金融商品も含めて最適な資産形成を提案してくれるので、あとで後悔したくない人にオススメです。
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【注意点⑤】一時払いドル建て終身保険を勧められたら警戒したほうがいい
「まとまったお金を運用する方法も人気」「利率が高く、契約する人が多い」など、明治安田生命の一時払いドル建て保険を勧められるケースが多いです。
しかし、保険料から契約時手数料や保険関係費等の手数料が引かれ、運用される積立金が保険以外で運用する場合と比べて少なくされてしまいます。
相続税対策のために入るなら検討の余地はありますが、資産運用として勧められたら、そこに合理性はないので、甘い言葉に惑わされないよう注意しましょう。
米ドル建終身保険はこんな人にオススメ
- どうしても、ソニー生命の米ドル建終身保険に入りたい人
- 個人で投資する自信がない人
- 元本割れしても問題なし!リスクがあっても、銀行より少し利回りが高いところで運用したい人
- 面倒が嫌い!気軽に運用したい人
このような人なら、米ドル建終身保険を検討するのはありでしょう。
しかし、少し頑張るだけで誰でも個人で投資はできるし、保険以外で運用したほうが積立金が増える可能性が高いです。
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やめたほうがいい人
- 保障がいらない人
- 相続税対策のために、ソニー生命の米ドル建終身保険に入りたい人
- リスクを負うなら、少しでも積立金が増える可能性が高いところで運用したい人
- ムダな手数料を払いたくない人
- 元本割れリスク(損する可能性)を許容できない人
- 貯金がない状態で、学資保険代わりに入ろうと考えている人
- 同じお金・時間を費やすなら、もっとお金が増えてほしい人
- 10年以上運用できる人
- ドル建て保険に入るなら、少しでも良い条件で入りたい人
このような人は、米ドル建終身保険に入るのをやめたほうがいいです。
そもそも保険で運用するメリットは薄く、保障がいらないなら保険に入る意味がありません。
ムダの多い保険での資産運用はやめましょう。相続税対策で入るなら、契約してすぐ保険料以上の保障が開始される一時払い終身保険のほうが合理的なのでオススメです。
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契約してしまったけど解約したい!対処方法を紹介!
- 申込30日以内ならクーリングオフ
- クーリングオフできないなら解約
申込30日以内ならクーリングオフ
クーリングオフ対象期間内なら、契約成立した後でもデメリットなく申込の取消しができます。
迷っていたり、保険以外で運用するなら一旦クーリングオフするのは有効な手段です。
クーリングオフできないなら解約
クーリングオフ対象期間を過ぎているなら、解約しかできません。
しかし、たとえ一時的に損しても解約してNISAなど、保険以外で運用するなら早めに切り替えたほうが良いです。



損した金額は勉強代と割り切ろう!
同じお金・時間を費やすなら、もっと期待リターンが高いほうがいい人へ
- 保険営業の説明だけでは理解しきれなかった
- 米ドル建終身保険の提案を受けたけど、難しくてよくわからなかった
- お金が増えると良い話すぎて、不信感を感じて自分で調べようと思った
このブログを読んでいる人は、このように感じている人が多いと思います。
ソニー生命の米ドル建終身保険は、為替リスクや解約控除ペナルティーなどがあり、一般的な保険商品より複雑な仕組みです。
メリットやデメリット、自分に適しているのかしっかり理解してから入らないと、あとで後悔する可能性が高いです。
読者の方には、そうなって欲しくありません。
- 担当の保険営業の案内に疑問をもった
- 米ドル建終身保険以外の保険提案を受けていない
- 保険以外の運用商品について案内がなかった
- NISAや個人向け米国債・社債などと詳しく比較してから決めたい
このように思うなら、
特定の金融機関に属さない資産形成に精通したFPに無料相談できるので、最適な資産形成はなにか、変額保険・NISA・iDeCoなど保険以外の金融商品と詳しく比較しながら、あなたに最適なマネープランが見つかります。
金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など、避けては通れないお金の悩みをなんでも相談できるのがメリットです。
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資産運用の知識に不安がある人へ
保険以外で資産運用をしたいと思っても実際のところ、
- 『投資というだけで難しそう…』
- 『何から始めたらいいのかわからない…』
- 『投資はやりたいけど出来るだけ損したくないな…』
- 『自分の金融知識に自信がない…』
このように思われる方も多いと思います。
私も以前は同じように考え、中々行動に移れずただ銀行貯金するだけでした。
ですが銀行にお金を置いておくだけではふえません。
低金利時代で収入も上がりにくい、物価高騰もしている今の時代こそ、『投資をすること』はあなたの10年、20年後の未来を大きく変えます。
- 無駄なく将来に備えたい
- 自分に合った投資方法や資産配分を知りたい
- 投資するなら損するリスクを少しでも減らしたい
- 家計負担を抑えたい
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類似商品の解説動画はこちら
他社のドル建て終身保険ですが、米ドル建終身保険と本質は一緒です。
まとめ
ソニー生命の米ドル建終身保険は保障面・運用面のどちらをとっても、客観的にみて入る価値がある保険とは言えません。
相続税対策として保険に入りたいなら検討もありですが、相続税対策が必要なほど資産があるなら、契約してすぐ払込保険料以上の死亡保障がもてる一時払い終身保険のほうが合理的です。
保険は万が一に備えるものです。保障は「かけすて」、貯蓄・投資は「NISAなど保険以外」で考えるだけで、誰でも米ドル建終身保険より良い備えをすることができます。
あなたの大切なお金・時間を、保険で浪費するのはやめてください。
ムダなく合理的な備えをしたいけど、自分でできる自信がないなら、保険以外の金融知識が豊富なFPに相談すれば悩みを解決できるのでオススメです。
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