東京海上日動あんしん生命のあんしんねんきん介護Rは『入る意味が薄い保険』と言われています。
業歴13年現役FPの筆者は、あんしんねんきん介護Rの中途解約する人を多数みてきましたが『これなら入らなければよかったな…』『まさか損するなんて…勉強代として考えても高い』と言われるケースも珍しくありません。
貯蓄型保険なのになぜこのような意見が多いのでしょうか。
この記事では、個人ブログでしか言えない『あんしんねんきん介護R』のデメリットや落とし穴、実際オススメなのか、より良い介護への備え方について徹底解説します。
最後まで読めば、保険営業が教えたくないデメリット、介護保障の備え方がわかります。
- 介護リスクを考えると、還付金受取前に給付金を受け取れる確率は非常に低いこと
- 利息0%は逆にリスク!介護Rに入らず貯金した方がいい理由
- 時間をかけて貯金できるならNISA・iDeCoを使うことも考えましょう。
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あんしんねんきん介護Rの概要
契約年齢 | 20〜65歳 |
---|---|
還付金受取時期 | 契約年齢による ・20〜50歳:70歳 ・51〜55歳:75歳 ・56〜65歳:80歳 |
介護年金 | 契約時に選択 ・5年有期年金 ・10年有期年金 ・終身年金 |
特約(オプション) | ・介護一時金特約 ・認知症一時金特約しょう |
公式H Pリンク | 詳細を見る |
入る前に知っておくべき5つの注意点
- 【注意点①】特約(オプション)保険料は掛け捨て
- 【注意点②】1年間は介護保障なし
- 【注意点③】40〜64歳は介護認定が受けられないケースがある
- 【注意点④】平均介護期間は5年1ヶ月
- 【注意点⑤】80歳未満の介護リスクはそこまで高くない
【注意点①】特約(オプション)保険料は掛け捨て
介護年金部分の保険料は貯蓄になり、特約保険料は全て掛捨てです。
【注意点②】1年間は介護保障なし
契約1年間後から介護保障がスタートします。
もし介護保障スタート前に介護状態になっても一切保障できません。
【注意点③】40〜64歳は介護認定が受けられないケースがある
40歳〜64歳は指定された16疾病が原因じゃないと介護認定が受けられないので注意が必要です。
- がん
- 関節リウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靱帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- 初老期における認知症
- 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病※
【パーキンソン病関連疾患】 - 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
【注意点④】平均介護期間は5年1ヶ月
介護が必要な平均期間は5年1ヶ月です。
細かく見ると5年未満は約50%、10年未満は約80%となっています。
このデータを元に介護年金期間を選ぶなら、5年・10年でも短くないはないです。
【注意点⑤】80歳未満の介護リスクは低い
80歳以上になると介護リスクが高まりますが、80歳未満の介護リスクはかなり低いです。
65歳以上の人口に占める介護保険受給者を以下の表を見ると、90歳以上からリスクが大きく上がります。
介護保険受給者数の割合 | 65〜69歳 | 70〜74歳 | 75〜79歳 | 80〜84歳 | 85〜89歳 | 90〜94歳 | 95歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 2.3% | 4.3% | 7.9% | 15.2% | 28.4% | 46.4% | 66.8% |
女性 | 1.7% | 3.8% | 9.2% | 21.7% | 43% | 64.3% | 84% |
厚生労働省HP 令和2年度 介護給付費等実態統計の概況
(令和2年5月審査分~令和3年4月審査分)より出典
確率的に介護状態にならずに還付金を受け取れる可能性が高いことが見てとれます。
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あんしんねんきん介護Rのデメリット
- 途中解約は損する
- 給付条件が厳しい
- 介護年金開始後は死亡した時点で保険終了
- 還付金の利息0%!銀行預金の方が利息高い
- 還付金受取後の保険料は掛捨て
途中解約は大きく損する
途中解約時の払戻金は、良くて払込保険料の50%ほどです。
もし特約を付けていると、払戻金はもっと少なくなります。
給付条件が厳しい
公的介護認定で要介護2以上の認定を受けるか、所定の要介護状態を満たさないと保障できません。
80歳未満の介護リスクは低く、40〜64歳は16疾病が原因でないと公的介護認定は受けられないので給付条件は厳しめです。
また、所定の要介護状態は『常時寝たきり状態が180日以上継続』する必要があり、もっと給付条件が厳しいです。
介護年金開始後は死亡した時点で保険終了
介護年金開始後に死亡したら年金期間問わず、その時点で契約終了です。
介護状態になって短い期間で死亡してしまった場合、大きく損します。
還付金の利息0%!銀行預金の方が利息高い
貯蓄性はあっても、利息0%なのでタンス預金と変わず銀行預金の方が利息が高いです。
還付金受取年齢までの介護リスクを考えると、ほとんどの方が還付金を受け取れるはずですが、例え20年・30年継続しても利息0%は、物価上昇に対応できず大きなデメリットになり得ます。
『リスク(給付条件が厳しい介護保障と介護になる確率)』と『リターン(利息0%の還付金)』が割に合わないと感じる人が多いです。
還付金受取後の保険料は掛け捨て
還付金受取後も変わらない保障・保険料で継続して出来るが、保険料は全て掛捨てに変化します。
その場合、事実上還付金から取り崩して掛捨て保険料に充てることになってしまうことを理解しておきましょう。
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メリット
- 掛捨て保険料を抑えられる
- 告知が緩く入りやすい
- 医療介護保険料控除が使える
掛捨て保険料を抑えられる
保険料を掛捨てるのは嫌な人にとって、掛捨て保険料を抑えられるのはメリットです。
貯蓄機能は還付金受取利までの期間限定であるを理解しておきましょう。
告知が緩く入りやすい
あんしんねんきん介護Rの告知は他社介護保険と比べ緩く、持病があっても入りやすいです。
- 過去1年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術を受けたことがあるか
- 過去5年以内に、所定の病気で医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか
- 現在、所定の日常動作において他の方の介助、または補助具を必要とするか
- 今までに、自身に対して公的介護保険の要介護・要支援の認定申請をしたことがあるか
- 今までに、認知症、軽度認知症(MCI)またはそれらの疑いで医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか
いずれも該当しなければ加入を検討できます。
詳しい告知は公式HPで確認ください。
医療介護保険料控除が使える
『医療介護保険料控除』で所得税は最大4万円、住民税は最大2.8万円の控除が受けられます。
払込保険料全額が控除対象にならないことを知っておきましょう。
【現役FPぶっちゃけ】典型的な保険会社が儲かる保険!
介護の備えはあんしんねんきん介護Rではなく、貯金して備えるのが一番有効です。
- 貯金は介護認定関係なく、必要な時にいつでも使える
- 還付金受取までに介護状態になる確率はかなり低い
- 還付金を受け取れる可能性が高いなら、利息0%はタンス預金と一緒なので保険の意味がない
- 介護保険は保障内容に保険料が見合わないケースが多い
以上の理由から、無理して介護保険に入らない方が良い備えが出来ます。
ですが、貯金を始めてすぐ介護状態になってた時が大きなデメリットになるので、どうしても不安で介護保険に入りたいなら最低限にしておきましょう。
また、あんしんねんきん介護Rで還付金を受け取るとしたら最低15年間は保険料を払う必要があるので、リスク許容度によってNISA活用もオススメです。
【検証】あんしんねんきん介護R・NISAで介護の備えを比較!
- 性別;女性
- 年齢;40歳
- 積立期間;70歳まで
- 保険料;13,000円
介護保障 | 70歳までの累計額 | 70歳時の還付金 (NISAは評価額) | |
---|---|---|---|
あんしんねんきん介護R | 10年有期年金 50万円/年 | 468万円 | 468万円 |
NISA | なし | 468万円 | 【年率3%の場合】 768万円 【年率6%の場合】 1,306万円 |
積立期間が長いほどNISAが有利です。
長く続けるほど元本割れリスクを抑えられ、リターンが落ち着いてきます。
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介護の悩みは知識豊富なFPに無料相談がオススメ!
- いずれ介護状態になるだろうから無駄なく備えたい
- 介護状態になったら、いくらお金が必要なのかわからない
- 単純に貯金するなら、NISAなど投資も含めて考えるのもあり
- 貯金して介護へ備えたいけど、貯金が苦手
このように思うなら、リクルート運営の保険チャンネルで資産形成に特化したFPに相談がオススメです。
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まとめ
- デメリットが多く、費用対効果の薄い保険なので筆者はおすすめしません。
- 介護に備えるなら、将来に向けて貯金して備えるのが一番良いです。
- 時間をかけて貯金できるならNISA・iDeCoを使うことも考えましょう。
- 貯金が苦手な人・そうでない人も、固定費を削減するなど家計見直しをすると、より一層効果が高く、生活も楽になり、介護に備える貯金もできるなどメリットが大きいです。
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