- 新NISAと旧NISAの違いについて知りたい
- 新NISAについて理解を深めたい
- 変額保険をオススメされたけど、新NISAとどっちが良いか知りたい
2024年1月に以前のNISA・つみたてNISAが統合され、新NISAに生まれ変わりました。
旧制度より大幅に良くなることから、変額保険を売りたい保険営業にとって非常に悩ましいことかもしれませんが、それ以外の人にとっては非常に嬉しい改訂がされました。
業歴13年現役FPの筆者から見ても新NISAはとても良い制度で、投資に興味がある人やこれから始める人は優先的に使うことをオススメしたいですが、変額保険とどっちが良いのか判断できないという声をよく頂きます。
そこでこの記事では、新NISAについて変額保険との違いも交え徹底解説します。
最後まで読めば、現行NISAと新NISAの違い、変額保険との違いがはっきり理解できます。
- 新NISAと旧NISAの具体的な違い
- 新NISAと変額保険どっちが良いか
- いつから新NISAを始めるべきか
- 保険・投資で失敗したくないなら知識豊富なFPが担当してくれ、NISAなど保険以外もまとめて相談できる【マネプロ】で無料相談がオススメです。
\ NISA・iDeCoもまとめて案内!投資は早く始めるほど有利だから悩んでいる時間が勿体無い!/
新NISAの改訂ポイント
- 【ポイント①】『一般NISA』と『つみたてNISA』を統合
- 【ポイント②】投資可能期間の無期限化
- 【ポイント③】非課税運用期間の無期限化
- 【ポイント④】生涯投資可能額の新設
- 【ポイント⑤】途中売却したら売却原価分の投資枠が復活
【ポイント①】『一般NISA』と『つみたてNISA』を統合
旧NISAは『一般NISA』と『つみたてNISA』の2種類あり、年度毎での途中変更はできてもどちらか一方しか選択できませんでした。
新NISAは『一般NISA』と『つみたてNISA』が統合し一本化され、『つみたてNISA』の積立投資と『一般NISA=成長投資枠』の一括投資を併用することが出来ます。
【ポイント②】投資可能期間の無期限化
新NISAは投資可能期間が無期限化され、誰でも期限を機にすることなく使いやすくなりました。
- 《旧一般NISA》
- 《旧つみたてNISA》
旧NISAのように、「早く始めなければ非課税投資期間が短くなってしまう」という心配がありません。
【ポイント③】非課税運用期間の無期限化
新NISAの非課税運用期間も無期限化されます。
- 《旧一般NISA》
- 《旧つみたてNISA》
運用益は永久的に非課税となり、これはとても大きな変化でユーザーには非常にメリットが高いです。
特に『旧一般NISA』は非課税運用期間の延長(ロールオーバー)をしていた人も、新NISAになったらロールオーバーする必要性がなくなり楽です。
【ポイント④】生涯投資可能額の新設
新NISAは生涯で1,800万円までの投資限度額があります。
『成長投資枠』の非課税投資枠は、1800万円のうち最大1200万円までと制限がありますが、『つみたてNISA枠』は制限がありません。
よって、『つみたてNISA』で非課税投資枠全額の1800万円使うことも、600万円まで投資して残りの1200万円を『成長投資枠』で使うことも出来たりと、自分で調整が出来るようになります。
【ポイント⑤】売却したら売却原価分の投資枠が復活
新NISAで購入したものを売却すると、売却原価分の投資枠が復活します。
- 《売却原価分の投資枠復活のイメージ》
旧NISAは非課税投資枠の復活制度はありませんので、新NISAの素晴らしいポイントです。
わかりやすく解釈するなら、
『1人あたり生涯で元本1800万円までは、いつでもNISAで投資できる』と覚えましょう。
新NISAと旧NISAの違いまとめ
新NISAは全てにおいて旧NISAよりグレードアップし、使わないと損と言えるくらい素晴らしい制度です。
でも旧NISAの時と変わらないのは、
「なるべく早く始めて、なるべく長く続ける」ということです。
NISA・つみたてNISA の併用 | 投資可能期間 | 非課税期間 | 非課税投資枠 | |
---|---|---|---|---|
旧NISA | 併用出来ない | 【一般NISA】 2028年まで 【つみたてNISA】 2042年まで | 【一般NISA】 5年 【つみたてNISA】 20年 | 【一般NISA】 最大600万 【つみたてNISA】 最大800万 |
新NISA | 併用出来る | 無期限 | 無期限 | 最大1800万 (成長投資枠は最大1200万) |
NISAを始めようか迷っているなら、その時間がもったいないです。
まずは口座開設をしてから、どのファンドに投資するか迷うフェーズに進みましょう。
\ 初心者に優しい大手老舗証券会社!分からないことはサポートセンターで何でもサポート!/
新NISAと変額保険の特徴をまとめて比較
新NISAを変額保険(アクサ生命 ユニットリンク・ソニー生命 変額個人年金)と比較してみると、
死亡保障を除けばどれをとっても新NISAの方が変額保険より自由度が高く融通が効くことがわかります。
さらに、長期積立投資で最も大切な「続けやすさ」が新NISAにはあります。
死亡保障 | 投資可能期間 | 年間投資可能枠 | 非課税期間 | 非課税枠 | 投資額の増減 | 積立中断・再開 | 積立投資と一括投資 の併用 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新NISA | なし | 無期限 | 360万円 | 無期限 | 1,800万限度 | いつでも可能 | いつでも可能 | いつでも可能 |
変額有期保険 (ユニットリンク) | あり | 最長80歳 | 制限なし | なし | なし | 不可 | 不可 | 不可 |
変額個人年金 (SOVANI) | なし | 最長80歳 | 制限なし | なし | なし | 契約1年後から可能 【減額】 契約2年後から可能 | 【増額】可能 | 契約7年後から可能 | 契約を分ければ
いつ万が一があるかわかりません。
死亡保障がある変額保険の方がNISAより良いですよ。
このように死亡保障の優位性をアピールされ、変額保険の方が良いのか迷ってしまう人も多いです。
でも、死亡保障が必要なら必要最低限の期間を「掛捨て保険」で備えれば問題解決です。
掛捨て保険で払う保険料の方が、変額保険で知らないうちに負担している保険関係費(手数料であり実質的な掛捨て保険料)より安いので、保障は掛捨て保険で備えましょう。
\ NISA・iDeCoもまとめて案内!投資は早く始めるほど有利だから悩んでいる時間が勿体無い!/
NISAをやっている人が死亡してしまった時の対処法
NISAをやっている人が死亡したら、その時点でNISAは終了します。
死亡時の評価額をもとに、遺族が死亡した人と同じ金融機関で特定口座を開設して運用資産を引き継がなければいけません。
もし、万が一のことも考えスムーズな資産移転を考えたいなら、投資をしなくてもNISAをやっている人と同じ金融機関で口座開設しておきましょう。
非課税投資枠をどう埋めていくかは自分で調整できる
- 1800万円の非課税投資枠は最短5年で使い切れる
- 非課税投資枠を使い切れる人は少ない
1800万円の非課税投資枠は最短5年で使い切れる
非課税投資枠は自分のペースで自由に使えますが、最短5年で使い切ることができます。
- 『つみたてNISA』:120万円/年 × 5年 = 600万円
- 『成長投資枠』 :240万円/年 × 5年 = 1200万円
合計すると1800万円となり、使い切ることが可能です。
ただ、ここまで焦って投資する必要性のある人は少ないでしょうし、短い期間で集中投資するほどドルコスト平均法が使える期間が短くなるので投資初心者にはできたとしてもオススメしません。
非課税投資枠を使い切れる人は少ない
非課税投資枠の限度があったとしても、全額使い切れる人は少ないです。
もし旧つみたてNISAのように年間40万円(月33,333円)ペースで投資していても、非課税投資枠を使い切るには45年掛かります。
年間60万円(月5万)ペースでも30年掛かります。
これだけの積立投資を長期的に継続的にできる人はかなり限られると思いますので、一般的な家庭であれば非課税投資枠の限度はないものと考えて良いレベルです。
新NISAを始めようか迷っているなら今すぐ始めるべき
- NISAを始めたいけど、どこで始めたら良いかわからないし…
- 興味はあるけど忙しくて中々手が回らない…
- 株高・円安の今始めるよりは、もう少し相場が落ち着いてからにしようかな…
やらない理由、できない理由を並べるのは簡単で、それではお金の悩みが解決することはないです。
新NISAを始めようと思っているなら今すぐ始めましょう。
積立投資で積立金を増やし、損するリスクを抑えるコツは、『出来る限り早く始めて、出来る限り長く続ける』ことなので、早く始めることはメリットしかありません。
投資が初めてなら、少額から投資スタートして徐々に慣れてから増額する人もいます。
始めようと悩んでいる時間がもったいないので、まずはNISA口座を作りましょう。
それでも心配なら、NISAなど保険以外もまとめて相談できる【マネプロ】で無料相談がオススメです。
\ NISA・iDeCoもまとめて案内!投資は早く始めるほど有利だから悩んでいる時間が勿体無い!/
新NISAをこれから始めたい人へ
- 変額保険よりNISAで将来に備えたいけど…
- どこでNISAを始めれば良いかわからない…
- チャレンジしようと思うけど自分で全部出来るかな…
金融機関は無数にあるので、このような悩みを持つ人が多いです。
実際に多くの方が、ネームバリューからの安心感だけで大手銀行や大手証券会社で始めますが、
- 最低積立額が100円ではなく1000円からだった
- 大手銀行なのにNISA銘柄数が少なかった
- 他の投資商品を案内されて煩わしかった
- アプリが使いずらい
このようなケースも珍しくありません。
それなら、国内証券会社の老舗松井証券のNISAを始めましょう。
◆松井証券◆は優待券生活で有名な桐谷さんが愛用している証券会社で、つみたてNISAの取扱銘柄数は業界最高水準の170銘柄以上、最低積立額100円からでき、専用アプリが初心者でも使いやすいと好評です。
NISAの口座開設や取引開始時など、分からないことがあればサポートセンターに連絡すれば丁寧に教えてくれ、こちらも対応満足度が高く投資初心者には優しいサービスです。
NISAは早く始めて長く継続するほど効果も大きくなりますから、金融機関変更もできるとはいえ失敗している時間が勿体ないです。
NISAは口座開設〜投資開始まで早くても1ヶ月ほど掛かり、すぐ始められる訳ではありませんから、まずは松井証券のNISAの申請をしましょう。
口座開設は無料で出来ますし、NISAに掛かる運用手数料はどこの金融機関でも一切変わりません。
1日でも早く、1日でも長くNISAを使って将来へ向けてお金を育てましょう。
\ 初心者に優しい大手老舗証券会社!分からないことはサポートセンターで何でもサポート!/
まとめ
- 新NISAは旧NISAから大幅にグレードアップしている。
- 変額保険と比べても新NISAが圧倒的に良いし優先的に使うべき
- NISAを始めようか迷っているならその時間がもったいない!
- 保険・投資で失敗したくないなら知識豊富なFPが担当してくれ、NISAなど保険以外もまとめて相談できる【マネプロ】で無料相談がオススメです。
- NISA口座を開くなら初心者へのサポートが充実している老舗証券会社◆松井証券◆でスムーズにNISAを始めよう
\ NISA・iDeCoもまとめて案内!投資は早く始めるほど有利だから悩んでいる時間が勿体無い!/