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弱点コレ!三大疾病保険『なないろスリー』の評判・デメリットを徹底解説!

  • 三大疾病になると大変だから備えたほうがいいと「なないろスリー」を提案された
  • 保障が手厚く、保険料が安いようだけど何かデメリットはないのかな…
  • 三大疾病になってもならなくても、困らない備えがしたい!
  • なないろスリーに入ったほうが良いのか、客観的情報を教えて!

「日本人の死因50%を三大疾病が占めている」「三大疾病になったら大変」と、なないろスリーを勧められていませんか?

リスクが高いなら、医療保険に加えて備えておいたほうが良いと思ってしまいますよね。

実は、なないろスリーは三大疾病保険として優秀かもしれませんが、三大疾病リスクを客観的に数字でみるといらないと考える人も多いことを、保険販売目的の保険営業・企業サイトは教えてくれません。

そこでこの記事では、業歴13年現役FPとして2,000世帯以上の保険・資産形成など「お金の悩み」を解決してきた筆者が、なないろスリーは入る価値がある保険なのかをぶっちゃけ解説します。

最後まで読めば、この保険に入ったほうが良いかを自身で判断できるようになり、あなたの大切なお金・時間を保険でムダに浪費しないで済みます。

この記事でわかること
  • 三大疾病終身保険としては優秀な保険なのは事実!
  • しかし、終身保障である必要がないこと、若年層ほど費用対効果が薄い保険であることも事実!
  • 三大疾病リスクを数字で解説
  • 三大疾病になっても、ならなくてもムダにならない備え方
  • 医療費・保険・お金の悩みはリクルート厳選!金融知識豊富なFPに相談がオススメ。

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目次

なないろスリーのデメリット

  • 【デメリット①】復活できない
  • 【デメリット②】評価機関からの信用度が低い

【デメリット①】復活できない

なないろスリーは『復活』ができないので、一定期間保険料を滞納すると契約が消滅します。

復活できない代わりに、保険料の支払い猶予期間は長くなっています。

保険料を滞納した時が心配なら、『復活』できる三大疾病保険を選ぶのもありでしょう。

ポイント

なないろ生命の全商品『復活』という仕組みがない!

 

【デメリット②】評価機関からの信用度が低い

ネームバリューや外部評価を気にする人は、なないろ生命を敬遠します。

設立して間もないので既存の保険会社より信頼性が低く、同じグループ会社である朝日生命の格付評価も良くないのもマイナスポイントです。

なないろ生命朝日生命
ソルベンシーマージン費率6,440%933%
基礎利益▲69億円133億円
格付け評価
(日本格付研究所)
BBB-
なないろ生命HP ディスクロージャー2023年朝日生命HP ディスクロージャー2023年より出典

ソルベンシーマージン比率は高いが、新しい保険会社は給付金支払いが少ないので必ず数値が高くなる

契約した人の請求は今後確実に増えて数値は変わるので、今の数値を当てにしすぎない方が良いです。

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メリット

  • 【メリット①】優良区分料率が適用できれば保険料が安くなる
  • 【メリット②】三大疾病一時金の給付頻度が180日に一回
  • 【メリット③】がん一時金の2回目以降の給付条件がわかりやすい

【メリット①】優良区分料率が適用できれば保険料が安くなる

喫煙状況や健康状態などが基準を満たす場合、保険料が安くなります。

優良区分料率の適用条件
  • 過去1年以内に喫煙していない
  • 血圧値が最高140mmHg未満かつ、最低90mmHg未満
  • BMI値が18以上27未満

(例)30歳、男性、三大疾病一時金50万円、その他特約なしの保険料イメージ
・割引なし:2,140円
・割引あり:1,580円
👉保険料差:540円 割引ありなら約3割引

差額540円を30年払い続けたら、同じ保障内容なのに19.4万円も支払い保険料に差がでます。

なないろスリーはかけすて保険なので、同等内容なら保険料が安いほうが良いです。

ポイント

優良区分料率で契約できれば、契約後に割引が外れることはない

 

【メリット②】三大疾病一時金の給付頻度が180日に一回

三大疾病一時金の給付頻度が180日に一回の三大疾病保険は、なないろスリーだけです。

三大疾病の給付頻度
なないろスリー180日に1回
はなさく一時金1年に1回
メディフィットプラス1年に1回

給付頻度が短いほうがいいと考える人にとってはメリットです。

ポイント

高額療養費など公的保障があるので、給付頻度が1年に1回でも大きく困ることは考えにくい。

 

【メリット③】がん一時金の2回目以降の給付条件がわかりやすい

がん一時金の2回目以降の給付条件が「がんであること」と、他社よりわかりやすいです。

がん一時金
2回目以降の給付条件
なないろスリーがんであること
はなさく一時金所定の通院・入院
メディフィットプラス所定の通院・入院・診断・治療

(例)がん診断から1年後、治療をしていなかった場合イメージ
・なないろスリーのがん一時金:がん診断を受ければ給付
・はなさく一時金:給付されない
・メディフィットプラス:給付されない

給付条件がシンプルなので、自分や家族でもわかりやすいので助かります。

 

 

【他社比較で保険料チェック】割引なしだと保険料が高い

同等内容で比較すると、割引ありなら他社より手厚いのに保険料が安くなることがありますが、割引なしなら保険料がかなり高いという結果でした。

比較条件
  • 三大疾病一時金:50万円
  • 特約:なし
スクロールできます
保険料イメージ
30歳
男性
30歳
女性
40歳
男性
40歳
女性
50歳
男性
50歳
女性
60歳
男性
60歳
女性
なないろスリー※
(割引なし)
1,580円
(2,140円)
1,465円
(1,800円)
2,325円
(3,175円)
1,965円
(2,420円)
3,750円
(5,140円)
2,825円
(3,510円)
6,080円
(8,255円)
4,040円
(4,965円)
はなさく一時金※21,355円1,285円2,140円1,755円3,785円2,360円6,105円3,975円
メディフィットプラス※31,760円1,675円3,180円2,560円6,050円3,680円10,950円5,430円
なないろスリーはⅠ型 ※2はなさく一時金はⅢ型・同額型 ※3メディフィットプラスはⅡ型

「三大疾病一時金の給付頻度が180日に1回」より、最低限の保障で保険料を抑えたいなら、なないろスリーではなく他社の三大疾病保険を検討しましょう。

≫メディフィットプラスの解説記事はこちら

ポイント

割引が使えないなら、なないろスリーの保険料は高い!

 

 

三大疾病の基礎知識

  • 【基礎知識①】心疾患・脳血管疾患になる確率はがんほど高くない
  • 【基礎知識②】2回目以降も受け取れる?三大疾病の再発率
  • 【基礎知識③】三大疾病保険の費用対効果は低い
  • 【基礎知識④】先進医療・自由診療を受ける確率は低い

【基礎知識①】心疾患・脳血管疾患になる確率は、がんほど高くない

誰でも三大疾病に罹るリスクはありますが、心疾患と脳血管疾患の罹患率はガンほど高くありません。

また、2人に1人がなると言われているガンも、年代別にみると70歳未満の罹患率は高くありません。

急激にリスクが上がるのは、80歳を超えてからです。

スクロールできます
がん罹患率
男性女性
39歳以下1.2%2.3%
49歳以下2.8%6.2%
59歳以下7.8%12.3%
69歳以下21.6%21.1%
79歳以下43.0%32.7%
生涯65.0%50.2%
公益財団法人 がん研究復興財団「がんの統計2022」累積がん罹患・死亡リスクより出典

逆の見方をすると、若年層ほど三大疾病になるリスクが低いうちに保険料相当額を貯めていたほうが、どんな病気・ケガの治療費でもお金を使うことができるし、必要に応じて介護費用など他の支出に充てることができます。

 

【基礎知識②】2回目以降も受け取れる可能性について

三大疾病一時金の給付頻度が180日に一回だったとしても、給付条件を満たさなければ一円も給付されません。

2回目以降の給付条件
がんがんであること
心疾患入院 or 手術
脳血管疾患入院 or 手術

(例①)乳がんで乳房全摘出(がん細胞を取り切れた)、術後6ヶ月に渡り再発防止のための抗がん剤治療
→ 2回目の給付金は、がんではないので給付対象外

(例②)心不全で2回入院(初回と退院して90日後)。その後、入院・手術なし
→2回目以降の給付金は、初回入院から180日以上空けて入院・手術がないので対象外

(例③)脳卒中で2回入院(初回と退院して8ヶ月後)。その後、入院・手術なし
→2回目以降の給付金は対象となる。

特にがんは手術でガン細胞を取り切れたほうが良いですが、なないろスリーの給付条件として見ると、たとえ再発防止の抗がん剤・ホルモン剤治療をしていて治療費がかかっても、給付対象外となってしまいます。

たとえ給付条件がよく感じても、多額の保険金を支払うリスクを避けるような商品設計に必ずなっているので、2回目以降の給付金を受け取れる確率は必ずしも高くないと思っておきましょう。

 

【基礎知識③】三大疾病保険の費用対効果は低い

「180日に1回」「何度でも保障」と聞こえは良くても、2回以上の三大疾病一時金を受けれる可能性は低いです。

筆者の経験上、三大一時金を2回以上受けとったケースは、13年FP業務をしているが1人もいない

何回も受けとれるものではないなら、費用対効果の高い保険とはいえません。

それなら、保険料相当額を貯金していたほうが、確実にどんな状況でも使える「自分だけの保険」になり、お金に困りにくくなります。

『保障額 ÷ 年間保険料』で、何年以内に三大疾病一時金を受けとれたら費用対効果が高いのかを計算できる!

(例)60歳、男性、三大疾病一時金50万円、特約なし、保険料6,080円のイメージ
・年間保険料(割引あり):72,960円(6,080円 × 12ヶ月)
・保険料が保障額に到達するまでの期間:6.85年(三大疾病一時金50万円 ÷ 72,960円)

高齢になるほど保険料が高くなり、三大疾病保険に入る価値は低くなっていきます。

なんとなくで入ることはしないで、保険料を何年分払ったら三大疾病一時金の保障相当額になるか計算し、納得した上で入りましょう。

ポイント

例のように60歳の男性なら、67歳までに三大疾病にならないなら貯金していたほうが無難!

 

【基礎知識④】先進医療・自由診療を受ける確率は低い

先進医療と自由診療保障のために、三大疾病保険を検討する人もいますが、保障を受けられる確率はかなり低いです。

出所:厚生労働省「令和5年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告」
・先進医療を受ける確率:年間0.12%(日本の総人口1億2,500万人 ÷ 先進医療実施件数144,282件)
→1,000人のうち、1人が先進医療を受けるか受けないかくらいの低確率

【出所:経済産業省「令和元年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業」
・自由医療を受ける確率:正確な数値不明
→2018年度の自由診療を受ける確率は15.7%でしたが、この中には美容整形や歯科治療も入っており、正確な数値がわかりません。

三大疾病に限らず、一般的には標準治療(公的医療保険で3割負担となる治療法)を受けるケースがほとんどですが、以下の場合は自由診療を選択する可能性が高まります。

  • 標準治療で効果が見られない場合
  • 海外で承認されているが日本では未承認の治療法を希望する場合
  • 経済的に余裕がある患者

三大疾病で自由診療を受ける確率は低いですが、あなたの状況や希望によっては選択される可能性があるなら検討しましょう。

 

 

FPぶっちゃけ

  • 【ぶっちゃけ①】三大疾病保険として悪くないが、終身保障である必要がない
  • 【ぶっちゃけ②】給付条件が良くても、一時金を何度も受けとれる可能性は低い
  • 【ぶっちゃけ③】保険料相当額を貯金したほうが、お金に困らない未来が手に入る!
  • 【ぶっちゃけ④】『かけすてはもったいない』は罠!貯蓄型保険への誘導に注意!

【ぶっちゃけ①】三大疾病保険として悪くないが、終身保障である必要がない

なないろスリーは客観的にみて、悪い保険ではないのは事実です。

しかし、三大疾病保障が特に必要な世代は「未成年の子供がいる家庭」であり、子供の手が離れたあとはいらないという声は多く、終身保障である必要がありません。

子供の手が離れると経済的に余裕ができ、貯金もしやすくなる。
高齢者になると、収入が下がり高額療養費の限度額も下がるので、治療費が掛かりにくくなる。

最低限の保障で保険料を抑えたいなら、三大疾病定期や定期医療保険・がん保険の併用など、三大疾病保険にこだわらずに最適な方法を探しましょう。

 

【ぶっちゃけ②】給付条件が良くても、一時金を何度も受けとれる可能性は低い

給付条件が良く感じても、保険の構造上、一時金を何度も受けとれる可能性は極めて低いです。

もし保険料が安く、ほとんどの人が180日毎に三大疾病一時金を受けてれるようなことがあれば、保険会社の体力が持たず倒産してしまうでしょう。

生命保険は構造上、必ず保険会社が儲かるように作られている!

どの保険会社も好立地で綺麗なビルがたくさんあり、社員の給与水準も比較的高くできるのは、保険を通して利益をたくさん出しているという事実があるからです。

なないろスリーに入ったとしても、三大疾病になったら一時金を何度も受けとれて安心と思うのは、やめたほうがいいです。

 

【ぶっちゃけ③】保険料相当額を貯金したほうが、お金に困らない未来が手に入る!

毎月の保険料を支払い続けるよりも、その分を貯蓄することで、確実に資金を蓄えることができます。

例えば、毎月3,000円を30年間積み立てると、必ず108万円を貯められ、三大疾病一時金が50万円なら三大疾病にならなくても2回分を受けとったことになります。

もし途中で三大疾病に罹ったら、貯まっている資金から治療費を出してあげれば問題なし!

このように考えたほうが、保険に頼らず保障同等額の資金を確保でき、三大疾病になっても、ならなくても無駄がありません。

ポイント

終身払い・保険料払込免除なしなら、保障を受け続けるために三大疾病に罹ったあとも保険料を払い続けなければならない。

 

【ぶっちゃけ④】『かけすてはもったいない』は罠!貯蓄型保険への誘導に注意!

  • 三大疾病にならない可能性もあるので、かけすてはもったいない
  • 三大疾病になっても、ならなくてもムダにならない備え方がある
  • 一時金を一回しか受けとれないが、保障として手厚くなりつつ、何もなければお金が貯まる

このように、なないろスリーからメットライフのライフインベストプラスなどの『貯蓄型保険』へ誘導されるケースが多いです。

しかし、貯蓄型保険は保険料から引かれる手数料が非常に高く、入るメリットが薄い保険です。

貯蓄型保険は販売手数料が高く、保険営業が儲かるので積極的に誘導してきます。

貯蓄型保険で三大疾病に備えるくらいなら、『保障』はかけすて、『貯蓄』は保険以外のように分けて備えるだけで、貯蓄型保険より保障面・貯蓄面ともに優れた備えにできます。

甘い言葉に惑わされず、保険に入るなら『かけすて』と割り切って入りましょう。

ポイント

三大疾病の保障より、貯蓄性に魅力を感じるなら、保険に入らずNISAなど保険以外で貯金するほうがオススメ!

 

 

オススメな人

  • 給付頻度が短く、回数制限のない三大疾病保険に入りたい人
  • 保険の安心感を優先したい人

このような人は、なないろスリーがオススメです。

三大疾病一時金の給付頻度は、他社よりアドバンテージがあります。

しかし健康状態によって入れない可能性もあるので、詳しくはなないろ生命を取り扱うFPに調べてもらいましょう。

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やめたほうがいい人

  • 貯金で治療費を払える
  • 少しでもムダな保険料を払いたくない
  • がん保険の必要性を感じない
  • 同等内容のがん保険に入るなら、安いほうがいい
  • 保障が手厚いがん保険を探している
  • 70歳、80歳以降に積極的な治療をしようとは思わない

このような人は、なないろスリーを含め、三大疾病保険に入るのをやめたほうがいいです。

特にリスクが低い若年層ほど、保険料相当額を貯金していたほうが、確実にムダのない備えができます。

単純に貯金するのもありですが、貯金の一部をNISAで運用すれば、お金が貯まるスピードを劇的に早めてくれる可能性があります。

  • 効率よくお金を増やしたい
  • ムダな保険料を減らして、毎月の積立額をアップさせたい
  • NISAやiDeCoなど、投資に興味がある
  • がん保険の必要性について、自分で判断できないから教えてほしい

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まとめ

なないろスリーは三大疾病保険として、悪い保険ではありません。

しかし、三大疾病一時金の給付条件がよく、給付回数が無制限で魅力的に感じたとしても、一時金を何度も受けとれる確率は高くありません。

三大疾病保険は、費用対効果の高い保険とは言い難い

なないろスリーは三大疾病の治療費に備えるための保険ですが、治療費の備え方を保険に絞って考える必要はありません。

この保険に保険料を長期間支払うよりも、保険料相当額を積立したほうが確実に資金を蓄えられ、どんな状況でも使えるお金になり、無駄が少ないのも事実です。

三大疾病の治療費に対して、保険以外の補い方を教えてもらっていないなら、知識豊富なFPに相談してあなたに最適な備え方を教えてもらいましょう。

医療費がいくら掛かるか初心者でもわかりやすく教えてくれる!だから好評!

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