- 「老後に2,000万円、4,000万円必要だと言われて、不安でいっぱい」
- 「変額保険に入ってるけど、本当にこれで十分なのかわからない」
- 「毎月の保険料、将来の資産形成にどれだけ役立っているのか疑問に思う」
- 「変額保険の解約返戻金がマイナス(元本割れ)していて不安
老後2,000万円問題、最近では老後4,000万円問題が取り沙汰される中、将来への不安を抱える方は多いです。
その解決策として、変額保険で資産形成をしている人もいますが、実はこの保険が本当に資産形成に適しているのかどうか、きちんと理解している人は少ないのではないでしょうか?
実は、営利目的の保険営業や企業サイトが教えてくれない、変額保険販売に不利になる真実があります。
それは、変額保険は保険関係費などの手数料がものすごく高く、お金が増えるスピードが遅くなり、資産形成の遠回りになってしまうことです。
そこでこの記事では、業歴13年現役FPとして2,000世帯以上の家計・資産形成の悩みを解決してきた筆者が、変額保険よりも効率よく、早く、さらに手堅く2,000万円を貯める方法を教えます。
最後まで読めば、資産形成についての視野が広がり、保険であなたの貴重な時間とお金をムダにしないですむでしょう。
変額保険で本当に資産形成できていますか?
老後・将来のための資産形成として、変額保険に入っている人は多いです。
しかし、
「本当にこれで資産が増えているのかな?」
「株価は好調とニュースで見たのに、解約返戻金はマイナス…
これ本当に増えるのかな…」
このような疑問を抱いている人も、多いのではないでしょうか。
実は、保険に頼った資産形成は『保険関係費(手数料)』が保険料から引かれるので、実際に投資されている積立金が少なく、お金が増えるまで想像以上に時間がかかります。
また、変額保険と類似商品であるNISAやiDeCo、投資信託などの仕組みや違いを理解していないと、あとになって後悔する可能性が高いです。
たとえば、変額保険に10年間保険料を払い続けて解約をしようとした場合、多くの人が解約返戻金が予想以上に少ないことに驚きます。
保険料から引かれる『保険関係費(手数料)』の影響は大きく、お金を増やしたい人にとって、保険関係費が資産を増やす邪魔をしてしまっています。
変額保険に対する不安やモヤモヤ、感じる人は多い!
変額保険に加入した当初は「将来の資産形成はこれで万全」と期待していたかもしれません。
しかし、契約してから実際の運用状況や、解約返戻金額を確認するたびに、
「レポートの運用利回りはいいのに、全然増えていない。
元本割れしてる…」
「NISAをやってる知人は増えてるのに…もしかして騙された?」
など、不安や疑問が湧いてきます。
「このまま続けても、思ったほど増えないんじゃないか」と感じるのも、無理はありません。
- 「10年も払ってきたけど、解約して保険以外の資産形成に切り替えようか迷っている」
- 「毎月の保険料、これが本当に将来のためになっているのか不安…」
- 「運用してるはずなのに、解約返戻金があまり増えておらず、このまま続けるべきか悩む」
このように感じているなら、たとえ損してでも解約し、少しでも早くNISAへ切り替えたほうが、実はあなたのお金が増える可能性が高いです。
NISAを使えば、誰でも簡単に変額保険より早く2,000万が貯まる
効率よく資産を増やす解決策としておすすめするのが、NISA(少額投資非課税制度)を活用した長期投資です。
2024年に生まれ変わった『新NISA』は神制度!使わないのはもったいない!
NISAは2024年に『新NISA』に生まれかわり、大幅に使いやすい制度になりました。
これまであった「つみたてNISA」と「一般NISA」を統合し、1つの口座で長期的な資産運用ができます。
- 年間投資枠:最大360万円(成長投資枠240万円 + つみたて投資枠120万円)
- 非課税期間:無期限
- 運用期間:無期限
- 生涯投資枠:最大1,800万円まで(つみたて枠と成長投資枠を合わせた合計)
- 購入した投資商品を売却したら、生涯投資枠は復活
長期的な資産形成を目指す人に向けた制度で、利益に対する税金を気にせず運用できるメリットがあります。
さらに積立金はいつでも増額・減額・中断・再開できるだけじゃなく、お金に余裕がある時だけのスポット積立もできるので自分のペースで長く続けやすいのも、変額保険との違いといえるでしょう。
NISAを通して優良投資信託である、全世界株式(オルカン)やS&P500の指数に連動したインデックスファンドへ投資するだけで、変額保険より圧倒的に手数料を抑えつつ、有利な資産形成ができます。
例えば、変額保険を年率6%で考えている場合、NISAで投資すればより早く2,000万貯めることができ、運用益も非課税にできます。
- 変額保険:ユニットリンク
- 年齢 : 30歳
- 性別 : 男性
- 月額保険料 :20,000円
- 保険期間・払込期間:70歳まで
※変額保険の運用益への課税は計算に含んでいません
毎月積立額 | 年率6%の場合 | ||
---|---|---|---|
60歳 | 64歳 | 70歳 | |
変額保険 (ユニットリンク) | 1,551万 | 2,049万 | 3,053万 |
NISA | 2,000万 | 2,660万 | 3,982万 |
差額 | 449万 | 611万 | 929万 |
変額保険の運用益は『一時所得税』等かかるので、課税を考慮して2,000万貯められるのはもっと時間が必要で、NISAとの差額はもっと広がります。
ちなみに、S&P500指数に連動する投資信託の過去平均リターンは年7.5%、現時点での直近10年利回りは年12.5%です。
もし年7.5%なら、積立額2万で考えても26年ほどで2,000万に到達します。
ありえませんが、年12.5%がずっと続いたら19年ほどで2,000万に到達です。
とはいえ、投資信託の平均リターンが年3〜7%と言われているので、高望みせずにこれくらいのリターンで考えておく方が無難だし、オススメです。
変額保険を通さずに投資信託で積立した方が、確実に早く2,000万を貯められるのは間違いありません。
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普通預金と投資信託、2,000万円到達までの年数を把握
投資はこわいから、銀行で貯金しかしてない…
このような人も多いでしょう。
それはそれで問題ありませんが、普通預金はほぼゼロ金利なので、もし貯金だけで2,000万を貯めようと思うと毎月の積立額を大きくしなければ、達成不可能です。
たとえば積立額別に『普通預金金利』と『投資信託の平均リターン3〜7%』で2,000万を貯めるのに、どれくらい時間が必要なのかを見てみましょう。
毎月積立額 | 普通預金 0.02% | 年率3% | 年率5% | 年率7% |
---|---|---|---|---|
5,000円 | 332年8ヶ月 | 80年 | 57年7ヶ月 | 43年7ヶ月 |
10,000円 | 163年11ヶ月 | 59年10ヶ月 | 44年9ヶ月 | 34年10ヶ月 |
20,000円 | 82年8ヶ月 | 41年10ヶ月 | 32年11ヶ月 | 26年6ヶ月 |
30,000円 | 55年3ヶ月 | 32年9ヶ月 | 26年8ヶ月 | 22年 |
50,000円 | 33年3ヶ月 | 23年2ヶ月 | 19年11ヶ月 | 16年9ヶ月 |
80,000円 | 20年9ヶ月 | 16年2ヶ月 | 14年4ヶ月 | 12年7ヶ月 |
100,000円 | 16年8ヶ月 | 13年6ヶ月 | 12年2ヶ月 | 10年10ヶ月 |
NISAを通して投資信託で積立したほうが、2,000万貯めるのに圧倒的に楽です。
ただし勘違いしないで欲しいのは、『銀行で貯金するのは良くない』と言っている訳ではありません。
なぜなら突発的な支出があったときなど、お金がすぐ必要なら銀行に貯金がないと困ります。
貯金するなら『いつ使うためにお金を貯めるのか』によって、『お金の置く場所』を変えればいいだけです。
もし老後のためなど、長く積立できるなら銀行より投資信託などにお金を置いておくだけで、間違いなく銀行よりお金は成長し増えてくれるでしょう。
投資信託ならNISAを利用して、優良投資信託で積立すれば、変額保険よりも短期間で目標金額に到達できる可能性が高くなり、より高いリターンを期待できます。
近い将来使うお金は銀行、15年以上先に使う予定のお金はNISAなど
使う時期によってお金の置き場所を変えてあげよう。
NISAのメリット
NISAの最大の利点は、運用益が非課税になることです。
通常、投資の運用益は20%程を税金として徴収され、変額保険でも一定以上の運用益には『一時所得税』等かかりまますが、NISAではこの税金が全額免除されます。
つまり、運用益がいくら出ても非課税で、1円も税金を取られることなく、運用して増えたお金はすべてあなたの手元に返ってくるのです。
この違いは想像以上に大きく、特に長期間の投資では大きな差を生みます。
NISAなら運用益非課税だから確定申告も必要ないし、
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さらにNISAを利用することで、変額保険のように不透明な手数料体系に悩まされることなく、シンプルでわかりやすい資産形成が可能です。
たとえ少額の積立だとしても、NISAを通して積立投資を長く続けるだけで、手数料が低く、税金もかからないため、変額保険より確実に資産を増やすことができます。
株式投資で資産形成を早く始めるだけで、お金の心配がない未来に近づく
投資信託での積立は、時間をかけて雪だるまを作るようなものです。
早く始めて、長く続けるほど雪だるまは大きく、頑丈になります。
たとえば、比較的ハイリスク・ハイリターンと言われる『株式投資信託』に投資しても、時間を掛ければ元本割れリスクを抑えて、安定した高いリターンを期待できることを、歴史が証明しています。
株式投資は我々の年金を管理している『年金機構』も将来に向けて投資しており、長期投資において効果的であることを証明している。
一般的に「20年以上」投資できるなら、株式メインの優良投資信託を選べば、かなり再現性高く2,000万円に到達できるでしょう。
綺麗ごと抜きに、人生においてお金があって困ることはありません。
少しでも早く合理的な資産形成を始めることで、あなたの将来のお金の悩みは間違いなく解決できるし、お金があればあえて保険に頼る必要もなくなります。
20年後をみると最小値4%で一緒だが、株式の最大値が一番高くなる。
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実際にどうやって積立を始めればいいの?
NISAを利用するのはたった3ステップのみで、すごく簡単です。
操作が簡単で、管理画面も見やすいSBI証券、楽天証券がおすすめです。
ネット型証券会社なので、自宅にいながらNISA口座開設をWEB完結できます。
銀行や対面証券会社でもNISA口座開設できますが、
手数料高い投資先を勧誘されるので、あまりお勧めできません。
投資信託の王道「全世界株式(オルカン)インデックスファンド」「S&P500インデックスファンド」などがおすすめです。
有名なのは「eMAXIS Slimシリーズ」で、何に投資すればいいかわからないなら
「eMAXIS Slim全世界株式インデックスファンド」
「eMAXIS Slim米国株式S&P500インデックスファンド」
を選びましょう。
もちろん他に自分で投資したいファンドがあれば、そちらを選んでも大丈夫です。
毎月いくら積立するか決めれば完了です。
積立額は保険と違い、いつでも自由に調整できるので、無理ない範囲でコントロールして長く継続しましょう。
ちなみにクレジットカード積立すれば、ポイントが貯まるのでオススメです。
NISAを始める流れは簡単ですが、懸念点があります。
- NISA口座開設がうまくいかず、挫折してしまう人がいる
- 投資先をどう選べば良いかわからず、NISA口座開設してそのまま何もしない人もいる
- NISAには保障がないので、どうすれば良いかわからない
このようなケースで、NISAを始めるまで時間が掛かった、NISAを始めるのを諦めたという声を意外とよく聞きます。
確かにわからないことを手探りで始めるのは、想像以上にストレスが掛かるものです。
それなら、NISA口座開設までサポートしてくれるFPに相談すれば、NISAを始めることも、保険のことも解決できるのでおすすめです。
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「変額保険よりNISAに切り替えた方がいいのは分かったけど、他にも最適な方法があるのでは?」
と疑問に思う方もいるかもしれません。
それなら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することをおすすめします。
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